「それで、これがワイルドカードだ」
手品師が切り札なんだ、と言って渡してくれた2枚のカードには
それぞれアスタリスクとクエスチョンマークが印刷されていた。
「任意に使える。
アスタリスクは無限だ。でもクエスチョンマークは1なんだ。」
「なるほどね。これでその帽子から色々なものを選択して開くわけだね」
「確かにそういう使い方もある。このカードも結構使うよ。」
カードにはドットが2つとスラッシュが描かれている。
「これはペアレント・ディレクトリだね」
僕だってそれくらいは知ってるのだ。
「そう。リレミトみたいに使うんだ。」
手品師は自慢げに言った。
「WEBは洞窟じゃない。キチンとした標識をもって作るべきなんだ」
これはだんだん気づいてきたことだ。
「ビットなんだよ。探検したほうが面白い。」
参考:
ワイルドカード
ペアレント・ディレクトリ
リレミト