本屋に入っていつも通り文庫のコーナーに行くと制服の学校帰りの高校生らしき少年3人が立ち読みしている。さえない風貌だが文庫を立ち読みしている高校生なんてめずらしい。将来有望。そう言えば会社の飲み会で同い年の新人と本の話をしていたら正面にいたこれまた2年目くらいの応援に来ていた設計者が本なんて僕全然読まないです。攻略本くらいです。と言ったので「いや、本は絶対読んだ方がいい。本は人間の基本だよ」みたいな事を酔っぱらいながら話した。お薦めの本でも紹介すれば良かったかと思いつつ文章が村上龍的に読点が無くだらだらしている感覚がある。
買う本を決めかねて歩いていると、この前読んだ直木賞作家のコーナーがこじんまりとしていてそこから1冊、2年前くらいに芥川賞を取った作家の新作なのかよくわからないがそれも1冊。芥川賞作家の作品は前回それほどインパクトも無くまあまあだったが、15分くらい本屋をうろうろして買いたくなる本がほとんど無い。
しかし自分が本を買う行動を見直すと、おおよそ読んで面白かった作家を再度買うか、平置きの本を手に取るかだがこの手に取るという行為を換気するのは本屋の紹介文章か、あるいはジャケット、タイトル。ほとんどのこの3つによる。
ジャケットというのは本当に重要だと思う。
2冊、1180円です、カバーかけてください。袋は要らない。駅に向かう。