contemporaneousness 同時異性体な思考

このところ夢を見ていなかった
というか見たことを忘れているのかも知れないが
久しぶりに見た。

結構鮮明だったので鮮明であるうちにメモに書き留めたのだが、
そこから復帰できる映像はかなり切れ切れか、
もしくはゼロになってしまっていてここに書く内容は残念ながら
3割くらいの再現率しかない。

その夢を見て起きた瞬間、
3つの案件をやればよい、と思いついていて
自分はいつものメモ帳に書いている。
内容は今見るとたいしたこと無く、
とあるサイトの構造解析と、マーケット調査と、
自分のサイトの構造と動かし方である。

その3つの案件をメモ帳に書き終わった後、
それまで見ていた夢を鮮明に思い出したので
書いたわけである。

不思議なのは、起きた瞬間考えていた上記の3つの内容と
その夢が全く異なるということで、どうやって同時にそれらを
自分の頭が実行していたのか、全く不明な点である。

メモ帳に日付は書かれていないが
Am5:30というメモだけは残っている。
ここからがその夢の内容になる。

世界地図を見ているのだがその地図が移動している。
たぶんフィンランドのあたり
地図が移動すると言うよりは地図のある特定の場所が
移動していて、その場所が何か通常と異なる場所で
あるような気がしている。

googlemapで自分自身がスワイプするような動きで
しかし自分自身は何も操作していないのだが、
むよっとした形状が動いている
それを見失わないように見ていると視界が拡大され
自動的にそこにログインするような形で自分自身が
既にその場所に移動している。

そこは雪に包まれた場所で、村が奥の方にある
暗く、木に囲まれ、深い雪で、
たぶん背の高い針葉樹林、うねるような雪によって
作られた隆起であまり見渡せない。
進むと村の建物のようなものがある。

細い形をしている。しかし高さは普通の家のような
イメージ。茶色のやねで白い壁、幅は3mくらいしかない。
屋根は非常に鋭角。

そこは倉庫スペースのようで、木製の階段を上がって
建物の中に入ると、
米粒が落ちている。

自分は日本人だから村の人がお米を用意してくれたみたいで、
その時に袋からこぼれ落ちた米粒であることは分かっている。

数個の米粒が実際は見えていないのだけれど、
しかしそこに米粒があるのは分かっていて
右手をかざして手に力を入れると、
米粒は吸い寄せられる

少し集中して力をさらにいれないと、
落ちている数個の米粒全てを集めきれない

そう思っているとそばにおばあさんがいる。
「昔はよくやった。でも今はそういうことが出来る人は
 いないね」

そういう風に話し、
今は事情があって別宅は使わないのだ、というような説明をする。
倉庫と思っていたここは実際には住居として使っているのだ、
ということが自然に分かる。

しばらくそこにいると、クマが出る。
非常にどう猛なクマで、隣の家がおそわれる
連絡手段は無く、しかし手元にレーザーポインタがある。
これで何とか危険を連絡したいのだが、
相手がポインタに気づかないし、
そもそも自分はどのようにして何を伝えたらよいのか分からない。

クマは隣の家の壁を壊し、そこから裸の男が出てきて
逃げるが状況が飲み込めておらず
そのまま雪の隆起に消え、追いつかれてクマにやられているのが
様子で伝わってくる。

それを雪に半分埋もれた窓から覗いていたのだが、
瞬間、シカの足が見える。次の瞬間足は視界から消え、
代わりに窓が蹴破られる。

自分は蹴破られた窓と窓枠が降り注ぐ中を元来た方向に戻り、
状況を伝えに行く。

誰に伝えに行ったのかはわからないが、
既に自分は東京の実家の2階のベランダにいる。
ベランダからは数十メートル先に興奮した人達が集まっているのが見え、
何かを自分に伝えているのだが音が死んでしまっていて
何も伝わらない。おそらく自分の周辺で何か悪いことが
起きているであろう事はわかる。

すると、キツネが出てきて1階からするするとこちらに向かってくる。
自分はそれを人々に伝えようとするが、しかし既に遅すぎている。

ここで記憶が途切れ、起きる。

起きた瞬間、
3つの案件をやればよい、と思いついていて
自分はいつものメモ帳に書いている。

Am5:30