A5 006 土曜日A5ノート6

ここで日付は雨の日から晴れの日に切り替わるが自転車で東京駅方面に向かう事にする。皇居の内堀に沿って走っていると良い天気に誘われたのかジョギングランナーが本当にたくさんいる。この人達は何のために走っているんだろう。生きるために体を動かす必要が不要になった現代で生きる意味でも探しているのかあるいは直接的に体重を落として見かけを良くしたいのだろうか、と思いながら手放し運転で大通りを左に曲がると、そのずいぶん先にコレド日本橋が見えたので行き先を変えてコレド日本橋に行くことにする。

 途中JRの高架をくぐると、高架下の光景が非常に印象的だったのでカメラで撮影したかったがあいにく持ち物は財布1つだったのであきらめる。その代わり記憶しようとその場に数秒たたずんでいたが信号が変ってきたのであきらめる。

 東京観光してきた人たちがバスに乗せられている。

コレド日本橋に到着してセレンディピティで何か見ようと思ってエスカレーターを上がり、雑貨のコーナーを見ているとものすごおおく安っぽい品揃えになっている。なんだこれは?と思いながら軽く見ていると、店が変っていた。期間限定とあるが2ヶ月近く別の店舗が入っているらしい。しかしこれはひどい。物の出来が全く違う。価格帯が違うとここまで差が出来るのか、という位センスが、3段階くらい落ちている商品群。わかりやすく例えて言えばフランフランとconranショップの差というか、もっとものすごい対比をさせるとニトリとカッシーナの差というか、そういった差がしかし同じ空間で時間だけの差で展開する様は一種異様だ。

 落胆して自転車にまたがり周辺をぶらぶらする。