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CEATEC2006: 4Kx2K 3D, superhighvision, Hitachi ビクター NHK 日立 スーパーハイビジョン

Victor 4Kx2K
Victorのブースで一際異彩を放つ超薄型狭額縁リアプロを横目に
4Kx2Kの3Dシアター。世界初らしい。

その前に、DLAを利用した4Kx2Kの映画館は
日本でもあるんじゃないの?実は見てたりしないかなあと思ったのだが、
軽くググると六本木ヒルズのTOHOシネマズにソニーのSXRDらしき
4K2Kが入っているようなのだが、自分がよく行く映画館は普通にHDの
DLPのようだ。そうか4Kは体験していなかったかと今更気づく。

3Dは2台のプロジェクタを用いて放映されたのだが、正直見ていて
頭いたくなってきた。それほど感激せず終了。

スーパーハイビジョン
フルHD(1920×1080ドット)の16倍(縦4倍×横4倍)という
7680×4320ドットの超高解像度映像を投射
、NHKの技研の
展示なのだが、なんかソースがいまいち。なんだろ。カメラが
いまいちなのか精細度が低い。

場面によってはおお、ここまで綺麗な映像があの巨大なスクリーンを
覆っているのか、と思うのだが、ふうむ。これくらい巨大な(3,4m幅の)
スクリーンを使用し至近距離で見て初めて意味のある技術かも知れない。
現時点では。

人の目で実際見ている映像、にはSEDよりもはるかに遠い。Victorの方が上の気がした。
たぶんカメラとプロジェクタとスクリーンとどれか知らないがどれか悪いんだろう。

Hitachi
松下に次いでプラズマを売り上げる日立。今年面白いなあと思ったのは
DVDレコーダーの筐体。全モデル上面が曲面を持ち前面でパネルとなる。
レコーダーそのものをインテリアと位置づけ、ラックにしまわないで使うと
豪語する。これまでに無いデザインで目立つが、本当に使い勝手の良い
プロダクトデザインかは若干疑問が残る。
実際に使用していると上にディスクがおけなかったりホコリがつもったりと。

DVDとディスク両方撮りのデジタルビデオカメラが売れているようだ。
ふうむ不思議。

CEATEC2006: Toshiba, Pioneer 東芝 パイオニア

Toshiba
上位3位市場になってしまっている薄型TVの中で、
あまり上位ランクにランクインせず存在感が薄い東芝。
REGZAブランドの投入で巻き返しを計るが、、という筋書き。
初めて見かける10月下旬から投入されるZ2000シリーズが展示されていた。

デザインはかなりかっこいいが、若干ソニーのV2000の焼き直し感がある。

2005年の展示でONKYOと共同開発のジェットスリットスピーカーが
Z1000シリーズの筐体における開口部の狭さを際だたせていたのだが、
それをさらに強調せず洗練させて持ってきた感じ。
スピーカー開口部のY方向は20mmも無く、どこのメーカーも
競ってスピーカーの存在を消そうとしている中でこれがかなり
綺麗に実現されているように思える。

質感にこだわり、かなりコストが高そうなカタログを作成している。
中には「硯」すずり、ね。硯の質感とエンジンのピストン、の金属感を
イメージする、といった内容。
どちらかと言えばコストパフォーマンスに優れる機種においてラウンドが
目立つソニーのシリーズに比べ、Z2000はかなり鋭い。
奥行きが比較的あるのはHDD搭載モデルとの共通化のせいかもしれない。

しかしラインナップに迷いが見られる感。
Z2000は高画質のフルHDモデル、H2000はHDD搭載の
レコーディングモデルなのだが、HDD搭載モデルはフルHDではなく
販売金額とのかねあいは分かるのだが買う方としては微妙になってしまうだろう。

Pioneer
55インチのフルHDプラズマがかなりの精細度。
Pioneerらしい黒光沢の透明カバーデザインでデザイン的にもクール。
これを見ると、正直SEDでなくても全然かまわないな、、と思ってしまう。

気になっていたのはオートフレーズリミックスという音楽再生アルゴリズム?
パイオニアは去年もカーナビに搭載した、フィーリングプレイという
面白い機能を発表している。
フィーリングプレイはカーナビのHDD録音時に、曲のリズムなどの特色を抽出、
再生時にフィーリング(明るい、ノリがいい、静かな、かなしい、癒される)に
適合した曲を自動的に選曲して再生できる機能。

これに対して今年発表されたのは、同じく録音時にメタデータとしてBPM
(beat per minites)とか音圧、和音の特徴を記録し、
そのデータを元にリズムの同系統の音楽をクロスフェードさせて再生する
という、もはやDJいらずのノンストップDJmixを完成させる技術。すばらしい。
iPodがクロスフェードで再生に対応、とかちゃちいことを言っている間に
パイオニアはこんな事をしているのだ。これが搭載されたカーナビ、
あるいはポータブルプレーヤまじで欲しい。

録音時にメタデータ付加という点では既にPC内部にライブラリが出来てしまっている
状態であろう人たちが多い中で、mp3ファイルを読み込んでメタデータを付加
させられる機能などをPC再生ソフトに追加できれば万歳。
カーナビには最初から搭載されていれば万歳。って感じか。

CEATEC2006: SED, PLC, Sharp

CEATECに土曜日に行ってきたので気になったところをメモ

SED
目玉のSED.整理券を持って入場。
感想は去年と同じ。55インチがそれなりの値段で出てようやく市場があるか、
というところ、方針に関しても考えるところは去年と変わらず

PLC
恥ずかしながら言葉は良く聞くものの詳細は知らなかった。
Power Line Communicationの略。
コンセントに繋がっている家庭内の配線を使用して
それに情報をノイズとして載せる、というもの。
と理解していたがどうやらそれは宅内PLCの事だったようだ。

日本では10/4に法律的に認可されたことを受け、
推進団体の展示だけでなく各企業のブースでもいくつか。

松下電器が既にアメリカで発売しているブロードバンド
接続用機器を展示しており、ブラウジングしてみると何の問題もない。
PLCをブロードバンドネットワーク接続の手段として期待する
のではなく、ホームネットワークの様々な配線を無くすという意味で
使用が可能なのであれば興味深い。
しかも実用段階に完全に入っている。
テレビとビデオとゲーム機とスカパーのチューナーとを繋いでいる
訳が分からないスパゲッティのようにこんがらがっている配線
全てがコンセントに指すだけで完結する、これほどいい話も他にない。
もちろんそれは相互に処理をする機器の搭載が必要で
okスト的に考えればLANを使うのと大差なさそうだけど、
どうにかコンセントに電源を指す、だけでやれるようにならないかなあと思う。

SHARP
・PROTOTYPE 液晶テレビ
シャープはいくつか見所があるのだが、
まずは正面ひな壇に展示されていたプロトタイプの3台の液晶テレビ。

これまでの一貫した喜多俊之氏デザインがなんとなくもうお腹いっぱいに
なっているひとは少なからずいるのではないか、と思われる今日この頃だが
この3台、確か52が1、46が2台。まず前面のベズルがアクリル。
アクリルの内部に鱗というとおかしいが不思議な印刷?のされた模様が隠れて
おり高光沢途も違う高そうなデザイン。そしてスピーカーは横から見るとL字
とその間を埋めるへんてこな円弧を描き、筐体下部にスリットが。
マスク部分には10mmほどの黒アルミ。
まあプロトタイプなので分からないが違ったデザインを出そうとしているのか。

さらに壁寄せスタンドにはDVD、HDDの文字。
動作しているのかちょっとこれは、、、、モックか?と思うが
説明員がおらず聞けない。

・壁寄せスタンド
目の付け所がシャープ、なのが壁寄せ。壁掛けはなかなかできない日本の住宅事情。
しかし転倒防止のため各社スタンドはなかなかがっしりしている。
すると壁に寄せてもどうしてテレビ後方にスタンド足があり、空間ができてしまう。

壁寄せスタンドはスタンド自体が47kg?だったか、非常に重く
テレビディスプレイの重心をうまく前方向に持ってきているのか
イメージ的にはかなり壁に寄せられるよう。詳しいスペックはカタログにもないため不明。

ちなみに現在売られている壁寄せスタンドにはDVD再生機能とかは当然無し。
11万5千円。まあ純正スタンドとして値段は普通だ。

・4K2K液晶。
目玉の一つだったがぶっこわれたのか調節中、でみられずじまい。

・メガコントラスト液晶
ふうむ

・小型翻訳機
かなり人気だったが見なかった。がんばって英語勉強しよう、と思った。

・アクオスインテリア
壁掛けが難しい家に壁ごと売ります、というコンセプト。売れるのだろうか。

・工場の差が、テレビの差になる。
シャープ液晶ラインナップの標語。工場のブランド力をここまで
前面に押し出した企業も初めてでは。
トヨタがこういうことをしたら恥ずかしい。
亀山じゃない工場の間接的批判である。世界に向けてこれを発信したら
どう取られるんだろうか。不思議な感覚である。

X2500

フローティングデザイン、フルHD、6色カラバリ・カラーオーダー、
フラッグシップモデルのX2500。
発売は9/15から。是非店頭でご覧ください。

僕のアイデアも詰まっています。

ここが一番写真がわかりやすいか。。

ソニー、新画像エンジンやHDMI 1.3搭載の“BRAVIA”X2500シリーズ3機種
http://www.phileweb.com/news/d-av/200608/30/16387.html

BRAVIA第2幕へ–ソニー、薄型テレビのラインアップを一新
ソニー、液晶テレビ「BRAVIA」年末モデルを発表、大型化でシェア拡大へ 
ソニー、フルHD/ブラビアエンジンプロ搭載の新「BRAVIA」
色鮮やかに映し出すフラッグシップモデル<ブラビア>X2500シリーズ発売

http://www.sony.jp/products/Consumer/bravia/

Jet Beetle

最近EngadgetのRSSを受け取っているせいで
いろいろおもしろ&おばかテクノロジックな
ニュースが入ってくるんだけど、Jet Beetle
これはすごい。

ジェットエンジン+ガソリンエンジンのハイブリットタイプの
VolksWagenのBeetle.かなりかっこいいです。
Street Legalということで公道で走れると。

スタンフォード大機械工学PhD・RonPatrick氏がその知識を動員して
作られたこの趣味の車、
高速道路でたまにアフターバーナーが点火されるとのこと。
笑えるのはジェットエンジンに必要な空気を窓から取り込むため
少々中で風が強い でも耐えられないほどではない とか。
Beetleを選んだのはエンジンがかっこよく見えるからだそうです。

ダッシュボードはわざと機械オタクに注目されるように外から見えるようにレイアウト、
しかも3DCADを使ってモックアップを発泡スチロールで作ってテストするこだわりぶり。
センス抜群。

難しかったのは車体の中央を測定し後部に穴をあけることだったようですが、
ジグを作って2mmの誤差無く穴開けたぜ!と豪語。
いやそれ以外にも難しいところがてんこ盛りな希ガス。

で奥さんのHondaの原チャリにもジェットエンジン搭載してますが、
こっちは時速100kmくらい出せるようにするようです。

いやー世の中すごい人がいるなぁ~

GPS-CS1K

GPS-CS1Kで記録したGPSログをkmlに変換してGoogle Earthで表示したいということで
たくさん調べましたが結局。
GPS-CS1Kを写真との連動は二の次で行程記録用に
(つまりGPSログを取るために)購入しようと思っているのだが
分からない点がいくつか。

—————–
わかりました。行程記録は比較的容易に可能です。8/31更新。

ログのデータ形式はテキストで、NMEA-0183フォーマットで記録されているぽいです。
$GPGGA
$GPGSA
$GPGSV
$GPRMC
$GPVTG 
5種類のデータが15秒ごとに記録されています。
詳しくはここで形式ごとのデータ内容が参照できます。

テキストデータを、GPSBabel を使い
NMEA形式→Google Earthのkml(Keyhole Markup Lunguage)へ変換が可能です。
http://www.gpsbabel.org/

Google maps上で動きが見られるサービスが早くも。

# 日本語ディレクトリにログデータ、kmlファイルを出力しない方がいいみたいです。
# GGA形式には高度、VTG形式には対地速度も記録されていてこれらのデータの
# 抽出も比較的簡単にできそうです。
—————–
9/12
タンザニアで行程ログを取りました。kmlファイルを適当に編集し
Google Earth画面をキャプチャ。クリックして拡大。
mtmerutrekk_height4.jpg

タンザニアの山・動物の写真はこちら。 / タンザニア日記はここから 

gps-cs1k_01.jpg gps-cs1k_02.jpg
タンザニアで活躍中のGPS-CS1K。時速140km近い速度で移動中の
車内でも窓際であれば比較的ログが取れた。ダッシュボードならほぼ確実。
(ちなみにタンザニアは信号という概念はなく、道は目的地から目的地まで
200km以上なのに交差点が1箇所だったため、ログ取りの難しさで考えれば
非常に易しい道だった。従ってログもきれいにとれていた)

ログが取れなかったのは登山中のジャングル。しかし一時的にGPSを見失っても、
上の画像程度の縮尺であれば登山中であれば15秒に1回というログ取りは十分で、
経路確認ができた。

—————–

・ログの記録形式
→google mapsに対応してるって事はearthにも対応するのかな
 まあ要はkmlファイルに付属ソフトで変換可能か。フリーソフトとかで出来ればいいんだけどね。
 (ちょっと手間かければできそうだが)聞いてみます。

回答1
本製品が取得したログデータ(緯度・経度)は、テキスト形式で
開けますが、ソニー独自の記録方式となります。
(ご覧になっても数字やアルファベットの羅列だけで、文章や単語には
なっていません)
また、kmlファイルへ等他形式へ変換できません。

→SonyのハンディGPSロガー、GtrexのデータがCSG/CSVg形式で、
 詳しい人によればGPS-CS1KはこのGtrexの第3世代のよう。
 なのでおそらく下記のコンバータで変換可能ぽい。

GPSログデータコンバータ 
http://homepage1.nifty.com/gigo/GPS/gpslogcv.html

KMLへはこれかな?
GPSBabel

・ログを取る間隔
→よく見たら本機では位置情報を15秒ごとに記録しています だそうです。

・ログの保持数
→書いてないね。聞いてみます。ああ、でも31MBか。相当ですな。位置と時間情報だけだから。数万かな。1分間に4ポイント、1時間240、1日5760、ああ3,4日分なら余裕だね。半日寝てるし。

回答2
移動に関係なく15秒に1回行われます。ただし、受信状況によります。
ログは「数」ではご案内いたしておりませんが、ご参考までに、
1日12時間使用を想定して、約30日間使用可能です。
(約一ヶ月を想定しております)
ただし、受信状況によって変わります。

・GPSの誤差
→±10mと書いてありました。まあ問題ないか。

・単三駆動だが、単3形ニッケル水素充電池を利用する場合、USB接続時に充電可能か
→まあたぶんむりそう。しかし単3形ニッケル水素充電池の単品だけなら
 1000円以下で買えるのでUSBで充電可能ならかなり魅力的。
 チャージャー込み(ACC-CN3TR)等だとちょっと高い。

回答3
本製品はUSB経由での充電はできません。

だそうです。8/22更新

ちなみにログだけで良いのであれば、国内の場合携帯電話を応用する方法が一番楽。

国外で使いたいのであれば100ドル程度でbluetooth&USB搭載の
Wintec WBT-200などがあるのだが、問題は
リチウムイオンバッテリーを内蔵しており10時間程度の電池の持ちで、
その後充電が必要になってしまう点だ。

今回は3日間、登山で使いたいので充電が途中で出来る環境ではない。

その点ソニーのGPS-CS1Kは乾電池を置き換えれば良いので
電源が手に入らない環境で数日間の使用に心配が少ない。
ということで色々調べていたのだが実売が結局100ドル程度だし
購入は一応決定。9/1に届きます。

以下スペックメモ。ああ、製品ページよりプレスリリースページの方が詳しい。

衛星周波数: 12チャンネル・オールインビュー『1572.42MHz(L1帯、C1Aコード)』
電源: 単3形アルカリ乾電池×1、または、単3形ニッケル水素充電地 
    (電池は付属されておりません)
消費電力: 約0.3W(電池駆動時)
対応画像: Exif2.1以降に準拠しているJPEGファイル
動作時間: 約10時間(ソニー製単3形アルカリ電池使用)
       約14時間(ソニー製単3形ニッケル水素充電池使用 )(*8)
記録間隔: 約15秒
内蔵メモリー: 約31MB
外形寸法: (W×H×D) 約87 mm×36 mm×36mm (本体のみ、突起部含まず)
質量: 本体質量:約55g(本体のみ、電池含まず)
インターフェース: USB2.0 FULL SPEED
動作温度: 約0~40℃
付属品: カラビナ、USBケーブル、「GPS Image Tracker」 
「Sony Picture Utility アップデートプログラム」インストールディスク、
「Super Mapple Digital Ver.7 for Sony」インストールディスク

続きを読む GPS-CS1K

BRAVIA Paint by Jonathan Glazer ジョナサン・グレイザー, Sony, CM, Bravia, ブラビア, Jonathan Glazer

25万個のスーパーボールを使用したCM”BRAVIA Balls“が
かなりおすすめなBRAVIAの新CM、
今度はビルでペイントを爆破してます。”BRAVIA Paint”っていう
タイトルかな。

BRAVIA_paint.jpg

しかも監督はJamiroquaiのVirtual Insanityで有名なJonathan Glazer

http://www.bravia-advert.com/によれば
7万リットルのペンキ
358缶の爆薬
33の6重エアクラスタ爆弾 ここらへん意味分かりません。
22の3重クラスタ爆弾
268の迫撃砲
33の3重迫撃砲
22の2重迫撃砲
358mの溶接
330mの鉄パイプ
57km分の銅線
が使われてるそう。

前回もだけどこういうの撮影する人の発想てすごいds。

GPS card for lost property GPS, 落とし物, 忘れ物, 探知, 探す

GPSを使って超小型で落とし物とか忘れ物とか盗難にあったものとかを
探知するカード。もしくは超小型機器。欲しい。

松下電器の発表をみるとGPSモジュールの大きさが
10x10x1.5。1.5mm厚。正直、財布がどこにあるか分かるGPSのモジュールを
組み込んだカードがあったら最高なのだが。

簡単に言ってもこの便利なカードが製品化されていないのには訳がある。

ということでまた財布無くしました。
定期は先月無くしました。
よく物をなくすコミュにも入りました。

まじめに調べてみると、GPSモジュールというのは基本的に
そのモジュールのある位置情報を知るためであって、
その小さなモジュールが
モジュール自身が小さな声で
「俺 ここに いまs。 いま ここでs。」って言う事しか出来ない。

つまるところ、モジュールの位置を遠くから知ることが出来ない。
カーナビやケータイに組み込まれてるモジュールは、この小さな声を
拾って地図上に矢印を表示するアプリケーションを起動させればいいわけだが、
例えば財布にカードを入れておいて財布が盗まれた場合に
遠くから財布の場所をコールするには、インフラが必要なようだ。

ココセコムというサービスがあるが、これは小さな子供や俳諧老人、
車、バイク、荷物他あらゆるものに取り付けるモジュールとして発売していて、
それでも携帯電話の大きさを軽く超えるサイズになっている。
開発秘話とサービスエリアをみるとクアルコム、KDDIとあるので

GPSモジュールで位置情報取得→クアルコム製のチップで電波飛ばす
→KDDIのアンテナがキャッチ→セコムが管理
という流れになる。つまり1社でGPS忘れ物対策カードを開発しようと思っても、
日本全国に張り巡らされたアンテナとかのインフラが必要で
とても個人でちょっと作ろうぜ、みたいなことは出来ない。

GPSの衛星ってどういう仕組みなんだろう。
GPSモジュールの機器番号みたいなものがあって、
その機器がどこにあるか衛星に聞けば分かれば
とても話は単純になりそうだけど、
そんなことしていたら衛星の処理能力を超えてしまうのか?

そもそも、日本製の携帯電話が非常にテクノロジー的に進んでいるのは
キャリアが大金を払いユーザーの負担を軽減しているからで、
携帯電話にGPSモジュールを組み込みココセコムなどのサービス
(Docomoが似たようなのをやってるよねしか。KDDIもか?)
に開発費が多くかかっても比較的簡単に成立しうる。

これがいったんモジュールだけに分離してしまうと機器コストが
非常に高くなりそうだし、(セコムはレンタル+月額使用という
罠でだいぶこれをクリアしてるから別におkじゃんという話もあるけど)
セコムのような警備会社が作ってしまうと当然その信頼性がかなり問われることになって
こんな鈍重な機器が生まれてしまうわけだ。

これをカードにするにはどんな技術があればいいのだろうか?
felicaチップのような受動的に電磁誘導で電力をもらうタイプは
最高だがそれは望めない。
ポケットに入れておくとペルチェ素子で発電、くらいじゃ信頼性的に
NGだろうか?そもそもそんな電力発電出来ないか。
振動子をつけて歩くと発電、とか。これは出来たらあらゆる携帯機器が
採用してるか。

サイズは財布に入るかなり分厚いカードくらいまでが許容範囲だ。
厚さ3mmくらいだろうか。この中にGPSモジュールと電波送信用の回路、
バッテリー、アンテナ。なんかどうも難しい気がしてならない。
それでも欲しい。信頼性はそれほど無くてもよくて、お守りみたいな感じで。

どこか作ってくれないかな~~