GPS logger GPSMAP, GPSユニット, ハンディGPS, GPS-CS1

富士登山でLioさんが持ってきてその面白さに心を奪われた
イノウエとJankyが、そのポータブルGPSログ記録装置を
買おうと思って色々調べたのだが、安くても3万。
満足いく機能を搭載しているものは9万とか。

有名ブランド名ではGPSMAP、その他GPSユニット、
ハンディGPSなどと言われるこの機器は携帯していると
GPSからの情報を一定時間ごとに記録し、
その記録を基にして移動速度や移動経路、またGoogle Maps
カシミール3D等の優れた地図アプリケーションとの連携、
撮影した写真との連携などと、
これらをblogに掲載することでまさにweb2.0+Ajax的な何かを
見せ付けることが出来る。

高い機種では地図情報も搭載されており、カーナビならぬ人ナビが可能になっている。

しかし最近の携帯電話にはGPSが内蔵されておりこれで実現できれば
3万~9万の買い物をしなくて済むぜということでさらにリサーチ。

するといくつか見つかる。一番惜しいのはGPSListenerというやつで
京大の人が開発したソフトのようだ。
携帯電話で位置情報を取得し、メール形式でどんどん外部メモリに
ログを自動で記録するというかなり便利な代物なのだが、問題点がいくつか。

まずはJava Phase3対応機でないと動かない。Java対応でGPSユニットを搭載しているのは
カシオの3機種しかない。(現在auのアプリの主流はBREWでJavaは使用されていない)
まあこれは白ロム等をgetすることで問題点回避可能だ。

しかし致命的なのは、MS-Based方式を利用している機種という点である。
MS-Based方式とは、位置情報をGPS+基地局の電波から取得する方式であり、
GPSだけで位置情報を取得する(カーナビなどは普通これ)Autonomous方式
では携帯電話での処理が厳しくなるため、最初の位置情報を基地局からの
電波である程度割り出してその後GPSを使う、というものである。
今回GPSユニットを使いたいのは海外なので、auの基地局が無い。
国内であれば十分使用可能であったのが残念だ。

ちなみに基地局からの電波のみで位置情報を取得する方式をMS Assistedと言うが、
これは毎回パケット通信を行うため通信費が嵩むし当然圏外では機能しない。

現在NECや松下電器からAutonomous方式に対応したGPSチップセットが開発され
発売されているのだが、問題は携帯電話メーカーにとってAutonomous方式は
機器への負担が大きく、さらにキャリアにとってAutonomous方式はパケット代が発生せず
儲けにならない、という2点で、これが採用されている携帯を国内で見つけることが出来なかった。

ということでここで携帯電話でGPSログを記録する、という案は諦め、
じゃあログだけでも記録するやつを持って行こうという話になり、
結局前から目をつけていたGPS-CS1K(GPSユニットキット)を買うことに決定。

これはもう単純に15秒毎にログを記録するだけ。精度は10mとあるが実仕様上どうなのかわからない。
9/2出発で9/1発売予定なので買えるのか不明。

追記
購入して使用した感じはかなり良い。