記憶からの欠落

週末杉並区と練馬区の境目くらいにある住宅地の一角にある小さな美術館で一人の作家の本の表紙や挿絵に使われている絵の展示を見てきた。結構な数の人がいたんだけど、そこはかなり交通の便が悪くちょっと思い立って行くような場所では無かったからかもしれないし、あるいはその作家が基本的に好きな人の集まりだったからかもしれないが、他の場所とは何か違った居心地の良さというか存在感の無さというかそういった雰囲気が合った。いや、一人だけ虚勢を張った大学生がいたけれどそれは今の今まで記憶から都合良く欠落していただけか。記憶は都合がいいなあ。