ターニングポイント

悩みはすれど、あまり後悔はしないし、そもそも現状が最適な帰結だと思っているのでこのところほとんど考えたことが無かったんだけど、ここまで生きてきてのポイントで、あのときにこっちの選択をしていたらだいぶ違ったんじゃ無いか?という分かれ道について考えた。講演を聴きに中野の明治大学のキャンパスに行き、年齢がようやく2桁になるくらいに毎週通っていたかつての自分の記憶にある中野と全く姿の違う中野、真新しい区画に集合する大学、それからそこで講演している大学教授。15年前にその教授の研究室に入ることは希望すれば可能だったがそうしなかった事について、話を聞きながら少し考えざるを得なかった。チャンスをものにするという事よりは、さらに先を見る力とか嗅覚、可能性にかけるとか、そういうものが自分が18くらいの時に備わっていたとはとても思えないし、広い世界を見ているそれくらいの年齢の人たちを見てもそこにどのように到達できたのかっていうのは全く想像できない。

経験というよりも世界の狭さみたいなものが問題で、それはでも自分一人では切り開けたとは到底思えず、何をどうすればいいかなあと思っている。