kamakura 鎌倉の海辺

kamakura
先日仕事で鎌倉に行った。
鎌倉の海沿いの建物に一日中ずっといただけ、ではあるんだけど
駅からその建物まで移動していたほんのわずかな時間で
少し東京より広い道路とか、歩道、その当時夏の終わりだったんだけど
少し涼しい雰囲気とか、後は高くない建物とか
そういった風景を見ているうちに何かよく分からないが
いつもと異なった気分になった。

新潟の海では全く感じたことは無いように思えるし、
軽井沢の高原でも感じたことが無い
ただ何となく、いいなあと思った。

車が目的地に到着して、
どんより曇った海が開けて見えて
デッキに置かれたプラスチックの白い椅子を見て、
それからどこからともなく出てきた施設を管理する
おばさんの様子をさらに見て
ああなんかこういう暮らしも良いのかも知れないと思った。

一日終わり、帰り際に出てきたおじさんは
窓という窓と、それから最初に見たウッドデッキに放水していて
おばさんは、潮がすごいのよ、と呟いていて
そう言えばさっきまで使っていた2階の窓枠も
ずいぶん腐食していたなと思い出す

一見するととても良さそうに見えても
結局その場所その場所にそれぞれ苦労があって、
っていうのは同じで、
例えば涼しいのだって、偶然天気がそうなっていただけだったと思う

それでもなおその場所は結構良く見えた。

何故かはわからない。