sunayama 砂山と想像上の電車

平日に子供と公園に行くと当然のことながらなかなか
男性の保護者というのはいない。
でもまあ子供といるので、そこまで風当たりが強いようにも思えない
例えばこんな感じだ。

先日は気合いを入れて黙々と砂場で富士山を再現するため
子供も若干ほったらかしで砂山を作っていたところ、
その真摯な姿勢に共感したのか

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おそらく3才くらいの子供達が集まってきた。
みんな自分に話しかけてきて、
しょうたくんとしょうたろうくんとれなちゃんとまあとにかくみんな
自分を名前で呼ぶのでみんな名前がわかった。6人。

最初は、これ(サラのシャベルとか)借りて良い?とか
そういう内容なのだが、
だんだん慣れてきてそれぞれ自己主張してきて、
これくらいの年齢特有の自分の考えややっていること等を
報告してくる。

ものの3分くらいで6人の中で強いのがれなちゃんで
れなちゃんがあのバケツ使ってるからね、
しょうくんはこれを借りて良い?
とかそんな感じで男の子達はわりかし控えめに遊んでいた

結局砂山は半分ほど破壊されたので、
破壊途中でトンネル切削の提案と、
トンネルから伸びる線路の建設を提案したところ
快く受け入れられ建設に携わる男の子達を尻目に、
続けて破壊をしたがるれなちゃん、
破壊を阻止されると、サラの持っていたペンギンの型どりを
持って砂で型を作り、他の子が見たり触ろうとすると頑なに拒否する

電車の道出来たねえ、すごいねえ、そっちにも繋がったのか、
とか話していると、

1才下と思われるうちの子、サラは
おもちゃをパパがどんどん貸してしまう事への困惑と、
パパがなんか知らないけど他の子達と話していて
とにかく困惑しているようなので、

大丈夫?別に取られてないよ、
返して欲しかったらそう言えばいいしでも今サラはカニ使ってるし
大丈夫だよ、みたいな事を他の子と対等に話しかけてみる

その間3才児の母親は何をしているのかというと
とにかくいつでもそうなのだが何か話している。親同士で。
たまに、「せっかくつくったお山なんだからこわさないのよーーー」とか言ってる。
遠くから。

これはもうどこの公園でもそうなのだが、
漬け物の作り方とかまあとにかく話している。
何をそんなに話す事があるのだろうかと疑問になるレベルで話している。

子供達は伸び続ける電車の線路に興奮し、
母親に報告するがそこには電車のおもちゃが存在しないので
「電車電車って何を言ってるの?おもちゃあったの?」
とか言われている。

ブランドモノのバッグを提げてきているお母様方が2人で
子供に、水(遊び)は絶対駄目!とか言っているのを聞き
そしてその子供達がフリフリなのを見て、
しかし遊びたくて結局砂まみれにはなっているのを見て
はわわこんなにまでテンプレートというか
こういう人ホントにいるんだうわあとかなったりする。

砂山に関しては
結局帰り際に、
「すみませんねえありがとうございました面倒見て下さって」
と母親達から言われる始末だったので、
これはまあ比較的うまくいった場合の話で、

育児休職をしていてやはり
この人は全うじゃないんじゃないかと思われている感じを受ける
タイミングもたくさんある。

平日のスーパーとか。
大雨が降って1ヶ月検診で4人で出かけて
タクシーに乗れば、今日はお休み取られたんですか、とか。

でもまあ実際に何か弊害が出なければ別に良いか。

ちなみに砂山は2日連続で作ったのだが、
何れも翌日には跡形もなかった。