coach 知識無しには設計出来ない。知識だけでは発想できない

特に設計者は、若い人ならでは柔軟な考えで、、
とか言われることが多い。

それは多くは製造する上での制約を考えながら
形を作ろうとする経験者に比べ枷が無く、
一見出来そうにないモノを設計してしまうけど実はそれが
出来ちゃったというビギナーズラック的な面を捉えた
言い方のように思う。

しかし世の中そんなに甘くなくて、ほとんど年齢に関係なく
思いつく人は思いつくし、思いつかない人は思いつかない。

実際は知識無しには設計出来ないし、知識だけでは発想できない
発想は常に何かを疑問に思って知りたいと思う探求心とか、
より良くしたいという向上心とか、物事への観察力とか
そういったものの複合から生まれるように思う。

発想できる人を育てるためにはどうしたらよいか、
これは会社での話だけど、
最近気づいたのは、仕事を進める上で2つ分ける。

完全に作業的な部分と、コントロールする部分

前者はもう数式を当てはめる数学みたいな感じで機械的に
ただただ効率の良い方法を教えれば良い。

後者は要点を教えて残りを自分で決めさせる。
決めた理由を聞く。
要点が変化した場合どうするかを聞く。
もう一度考えることになる
これの繰り返しで補強していく。

受け身でない人間であれば、
そのうち要点がなぜ変化するのかという探求心が生まれて
要点を掘り下げるし、
そのうち要点がどう変化するのか想像するようになり、
先回りできるようになる。コントロールできる部分が増えてくる。

受け身の場合はもうどうすっかなーって感じだけど
幸いそういう子には会ってないなあ。
育ちがいいのかもしらん。