mind the gap ギャップ

本来の姿と報道された後のイメージの差っていうのは
会社に入って働いて、あるいは大人になってきて?
特に感じられる事だ。
違和感と言っても間違いないし、でも
みんながみんなでわかっていてだまされたふりをしている気もする。

技術的な内容は特にそうだ。

でも技術的な内容じゃなくてもそういうことは
たぶん往々にしてあるんだろうなと感じた。

輸出メインの日本の製造業が大幅なリストラを発表し続けているが

自社でその発表があったその日、ビデオカメラやカメラを持った
人たちが本社ビルの前に来ていた。

その日は珍しく22時頃に帰れたので
インタビューされている人を横目に帰宅し
ニュースで本社ビルを見た。

後日ある女の子が話す。
あのマスコミの前でさ、これから飲みに行くので
わくわくだったんだけどさすがに嬉しそうな態度は取れないよね
インタビューされたら暗い顔で神妙にしよう、と。

つまりそうなのだ。5%がリストラされると発表されても
自分が辞めろと言われてもいない状況でお先真っ暗な気分には
ならないのが実際なのだ。

総じて日本のマスコミは雇用問題を取り上げがちで、
会社=利益追求の箱 という資本主義的取り上げ方はしない
これはまあ、終身雇用とかそれまでの日本的な考え方を
見れば全く同じ方向性ではある。

何が正しいかと言われると確かによくわからない。
何が本来の姿なのか、と言われると

この前読んだモダンタイムス
国家は生命体でそれを維持するために人を駒として使う
ようなイメージで、それを会社組織というのは
利益追求するよ、明言しているだけ潔いと思う。