lafuma, rain, lazy day

だいぶ前に買ったlafumaの寝袋が55リットルのザックに詰めてみると
容積を取りすぎることと、Mr.Gladstoneに聞いてみるとhutの気温は
7-15度、ということで-5-0度対応の寝袋はさすがにオーバースペック。
交換してもらいに渋谷に向かう。

寝袋というのはもう、基本的にはモンベルと決まっている。
雪山に登る人たちはおそらくみんなモンベルのものを使っているのではないだろうか。
モンベルの製品は対応温度が非常に低くても容積がとても小さく優れている。
他社ではそんなに低い温度に対応していない、っていう製品もあるし、もちろん値段も高い。

僕がモンベルの寝袋を買わないのは単にブランド好きな日本人だからだ。
lafumaという名前を知ったのは1年くらい前に行ったrisonareで、
ショップに置いてあったアウトドアチェアがとても面白い構造になっていて
それをおじさんが「これはラフマっていうフランスのブランドでね、、」
というのがキッカケだ。

その年の5月に、原宿と渋谷の中間あたりのポールスミスの2つ隣くらいに
ショップが出来、それが日本進出だったと思われる。

ということで渋谷に向かったのだが、家を出る前にものすごく激しい雨と雷。
その結果山手線が停止していた。
時間をかけて新宿まで出たあと、埼京線・湘南新宿ラインが動いているという
アナウンスで、それに乗り渋谷に向かう。
混乱する上京者と信じられないくらいの混雑で
ぽっかりと空いたお盆の都心の空気がそこだけ圧縮されてしまっている。

飯田橋へ向かう途中で既に、道はお盆独特の空気であふれていて、
例えば確実に車が通っている道路で車を見かけなかったり、
どう考えても一方通行の道を勘違いして入ってきそうになるワゴンタイプの
BMWに乗った若い女みたいなのがそれだ。

この時期僕は大抵都内に残る。親の両親は東京だし、お盆という概念は
家には無いからだ。でも結局親は草津の別荘に行ったりしていない。
誰もいない家で寝起きするのは実は久しぶりだ。
ともかくそういうlazyな雰囲気を楽しみながら、時間つぶしのための本を
飯田橋で買って向かったのだが、正解だった。この混雑ぶりはひどい。

東京というのはものすごく沢山の電車が張り巡らされているけど、
山手線が止まると大動脈が絶たれた感じになってあちこちに
噴出した流れが、通常を超えた場所に集合してしまって
どうにもならなくなってしまうイメージがある。

いくつか電車をやりすごし(あまりに混んでいて乗れない)
遠回りしてきたけれど、本さえあれば別に目的地に到達するのにいくら時間が
かかっても実は全然問題ない。
買った本は大抵、時間があればその日のうちに読んでしまうわけだし
それが今なのか、あるいは睡眠時間が削られてなのかどちらかに
なるだけだ。

渋谷で下りて寝袋変更の煩雑な手続きをアルバイトにしてもらっている間、
会社に電話してみると、カタヤマさんが電話に出て誰も来ていないという。
フットサルをやる予定だったのだが山手線の停止と、
あるいはあまりの雨と雷で休日出勤していた人たちが
みな帰ってしまったようだった。

やむなくフットサルは中止にして、
何故か今月もセールを行っている(先月は30%オフだったが
今月は37%オフだった。ほとんど半額じゃないか。)lafumaから
差額とコンパクトになった寝袋を受け取り、
渋谷に向かって歩いていると山手線が宮下公園の脇を
通っているのが見えた。

いつの間にか復旧していて、何もなかったのかのように、
いつも通りのお盆の空いている総武線で飯田橋に帰り、
ほうれん草とトウフを食べてから
霞龍の尖角をgetするべくオンラインに入った。

まったくlazyな一日をとてもlazyな文章で、である。
最後まで読んだ人なんていないだろうなw