27日、点滴で投入された抗ウイルス剤ビクロックスが効いてきたのか頭痛がかなり治まる。ここまではほぼ毎日鎮痛剤を投与していたのだがとか思っていたら昼過ぎに再発する。また鎮痛剤を投与。眠る。の繰り返し。シャワーを浴びることがここまで出来ておらずつらい。吐き気はおおよそ去った。
28日、入院は一週間かなと言われていたのだがこの日2週間は点滴投与の継続が必要と言われる。食べ物が食べられるようになり、夕飯は全て食べる。頭痛はまだあり、鎮痛剤で眠る。ステロイド剤の副作用の血糖値上昇確認のため、指をぱちっと傷つけて血液の水滴を作り一瞬で測定する機械とかすごい。しかし副作用で血糖値上昇。ただし上昇したのはこの日の1回だけだった。
29日、血糖値測定、血圧測定、体温測定、点滴入れ替えは1日4回とやられており、頭痛、鎮痛剤、寝る、結構それだけでも疲れる。看護婦さん大変だなあと思う。点滴のアタッチメントとかもしっかり設計されて居るなあというここらへんでようやくそういうのを認識できる余裕が出てきた。看護婦さんの顔も全く確認出来ないほど頭痛で意味不明な状態になっていたことを考えるとだいぶ良くなった。スマホが確認出来るくらいに回復した。
視神経にウイルスが到達し炎症を起こしていないかの確認のため、精密MRIを受ける予定だったが、午前中に髄液を取っており回復に2時間くらいかかると言われて、3時間くらい経っていたのだが頭痛があまりに酷くMRIの現場で中止。点滴に意図的に眠らせる成分?を入れるとか何とかで眠ったり痛くなったりの繰り返し。
一時期自分の指の本数を確認出来なかった左目の視力はある程度回復し、そこそこ小さい文字も読めるようになる。しかし瞳孔は開いていたり反応もおかしい。仮に視神経に炎症が到達していた場合、ステロイド剤を現在の成人男性の上限50mgから、その20倍投与が必要になる。50mgでも副作用があるが、20倍にすると精神に異常を来す等の副作用が懸念されるが、失明は防がないといけないため、、、といった説明を受ける。そのため視覚誘発電位測定という検査を行った。
視覚誘発電位測定は、電波暗室のようなところで頭に電極をクリップしてただひたすら白黒の画面を片目ずつ15分くらい眺めているのだが、薬による眠気とイライラ?でこれに集中することが非常に難しい。そのため何度か寝オチしてしまい、検査が何度かやり直しになる。
30日、本が読めるようになる。ここら辺で、入院保険がついた保険に加入していたことを思い出して申し込みを行う。それと同時に、健康保険限度額認定というのを健康保険に請求した。これは月額の治療費が給与額によって上限が決められているもので、こういうのって結構自分より重傷だったら請求すら出来ないなあと思った。実際、保険書類とかがまともに書き込めるようになったのはさらに一週間後くらいのことになる。
31日、ちょっと覚えていない。
2/1 ここで冒頭の写真の所、屋上フロアまで行けるようになる。本も読める。
しかし退院できるまでまだ一週間ある。