kamihitoe 紙一重

人って奇跡的に生きているよなあとつくづく思った。
例えば車で走っていて対向車線から車が飛び出してきて
衝突するとか、急にトラックが歩道に走ってくるとか、
ちょっとバランスを崩して線路に落ちてしまうとか。

車と電車に関しては特にそう思う。
子供が轢かれてしまった事故の報道とかを見聞きすると
こういう可能性は本当にどこにでも潜んでいて自分たちも
気をつけて出来る限り可能性を減らすしかないなあと思う。

気をつけていても回避できない場合も多いけれど
リスクを下げておくべきという意味で。
仮に居眠りしていたらここに突っ込むだろうから横断歩道で
信号を待っているときはここに立っていよう、とか。

先日、草津温泉にある別荘に行った。
お風呂は温泉が出るのだが、窓を開けておくのを忘れていた。
充満した硫化水素か硫黄系のガスで妻であるエミクロ君が
倒れて意識を失い、脱衣所に倒れた。

風呂場に入ってガスっぽかったのですぐに浴槽の上の
窓を開けて、やばいと思って風呂場から脱衣所に戻る途中で
既に意識が途切れていたという

途切れた意識の中で夕飯を食べたレストランで、
お店の人と何かやりとりしているところに
呼ぶ声が聞こえて何となく戻ったと言うことだった。

子供とリビングに居て、何か物がぶつかる音がして
見に行ったら倒れていた。

しばらく視界が白い、黄色いとか
耳がきーんとする、ということで1時間以上気分が悪いままだった。

これがもし風呂場で倒れていた場合、
たぶん気づかなかっただろうし浴槽だったらおぼれ死んでいた。
もし子供と入っていたら
窓を開けるまでタイムラグが生じて
子供共々倒れていただろう

本当に紙一重だったと思う。
助かって本当によかった。

なお草津温泉では発生した硫化水素で滑走中のスキーヤーや
登山中の高校生などが死亡する事故が起きている。