Noteslate ノートスレートの概要を日本語訳してみた

noteslate.jpg
http://www.noteslate.com/

@ckyがNoteslate欲しい!と言っていたのだが
このデバイスについて確かに魅力的なので説明をよく読んでみた。

—————以下公式サイトの英文————–

■NoteSlate
単色ディスプレイ、本物の紙のようなデザインで、180時間の長時間駆動
持ち運びしやすく、紙と鉛筆のようなシンプルで簡単なインターフェースを持つ、
低価格なタブレット・デバイスです。

 この簡単で、コンパクトでポータブルなガジェットは、
メモをとったり、下絵を描いたり、スケッチしたりと、
何かこの先のアイディアに役に立つもの何でもを、いつでもどこでもを実現します。

 紙をみんなに!メモをとって後から確認、保存、もしくは削除。
後から送ってもいいし。基本を表現するには単色で十分!人生をシンプルに。
あなたはこれを好きになるでしょう。99ドルです!

でこの先の、
ノートスレートのコンセプト、ミッションに関してはこれと言って取り上げるべき内容が無いので
Technical descriptionに移る。

—————■NoteSlateの技術————–

・NoteSlateはシンプルなこと、が主だった特徴である。

・単色がNoteslateを特徴付けている。

・製品形状を1つの小さな平面に納めようとしている。

・A4+(エーヨンプラス)と呼んでいいと思う。

・210x310x6mmのサイズ。スリックなデザイン。薄い筐体に美しいスクリーン。筐体のエッジはスムーズな漸近線を描き、ディスプレイはシームレスに筐体に繋がる。スクリーンはマットな仕上がりが、紙のような質感を持っている。

・eインクの単色ディスプレイは19cm x 27cmで、斜め方向で13インチ。750x1080pixel。

・重さは280g。

・3つのプッシュボタンが配置され、これらが超シンプルな使い心地を提供する。
 現在の画面保存、1つ前の画面再生、現在の画面削除。

・天面には入力端子(USB、電源スイッチ、ヘッドフォンジャック、SDカードスロット)と、
 NoteSlateの入力デバイスとなるペンが付属している。ペンは押すと飛び出る。

・ベーシックモデルは縁が暗い色で、電源オンで1つのフラットな面となる。
 NoteSlateはカラバリを予定している。いずれにせよ、常に単色である。
 我々は4色モデルを特別に計画している。

・最も重要な技術的特徴は低消費電力で、180時間の駆動が可能である。

・独自ファームウェアNS ver.0.7で動いており、基本的な描画のみが行える。
 このファームウェアにはオプションでmp3再生も含まれる。
 さらにファームウェア1.5でpdfとテキストファイルのビューワーを無料で追加予定である。
 その先に、OCR機能も追加予定である。
 このファームウェアはオープンソースとなる。

—————■スペック————–

– 本物の紙のようなデザイン
– 単色ディスプレイ
– ペンによるシングルタッチで描画・消去
– 210x310x6mmの筐体
– 13インチのマットなeインクディスプレイ
– 190x270mmの反応するディスプレイ 750x1080pixels
– 180時間バッテリー駆動
– 280g
– 入力: 付属のペンによる入力(消去)、USBミニ、SDカード、
 ヘッドフォンジャック3.5mm、12V入力(電源)
– 無線LANモジュール(追加料金無しで追加可能)
– ブラウザは無し
– 99ドル。
– Note Slateサイトのみでの販売

—————■特許技術————–
・3つのシンプルなプッシュボタンによるインターフェース
・磁石によるNoteSlate側面への入力ペンのホルダー
・鉛筆で書き込める(NATURALモデルのみ対応)
・本物の紙のような見た目、使い心地

—————■アクセサリー————–

太陽電池背面カバー

—————■製品バリエーション ————–
・基本モデル 白・黒・緑・青・赤
・カラーモデル 4色(白赤緑青)
・Natruralモデル (鉛筆書き込み可能)

—————■販売予定 ————–
noteslate.comからの直販のみで海外にも発送します
2011年6月 白・黒モデル
2011年12月 赤・緑・青モデル
今後 カラー版・価格未定
—————–
コンセプトや技術の話、スペックの話がごっちゃになっていて
基本的にわかりにくいというのと、重複する内容が描写され素人臭さを感じる。

具体的にどのような団体あるいは人が設計を行い
製造を行っているのかが不明だ。

デバイスを購入して組み立てるだけのビジネスを計画しているとして、
全てをオフショア開発的に丸投げするとしても、

デザイナー、筐体エンジニア、ハードウェアエンジニアとして電気設計、
電源、あとソフトウェアエンジニアで6人くらいは管理側として最低限
必要そうである。

特に特許技術とうたっている部分に関してもこれといって
目新しさがあるのは鉛筆で記入可能な部分だけで、
これはeインクあたりが特許もってそうだし、
そうでなくてデバイスを開発できるということであれば
すばらしいがそういった雰囲気が全く感じられない。

設計思想というよりは、デザインコンシャスな商品企画的。
文章を見る限り、iPadのような設計完成度が高く
加工にも手間がかかる最終製品を目指している。

書かれている理想なのか実際作れるのかわからないが
これだけのモノを作るには、開発、製造で
初期投資がそれなりに必要である。
なおかつ、99ドルという値段は、

このデバイスを販売した後に
さらにソフトウェアで稼ぐ手法を計画しているようにも見えず
がんばっていると言わざるを得ない。

ということでこれが実際に販売されたら買う。