プリウスの暴走でちらっと思ったことを書こう。
これはもうあくまでちらっと思ったことなので、
あまり真面目に受けてもらいたくはないが
個人としてはそういうこともあるんじゃあないか、という思いで書く。
電磁波の輻射、という問題がある。
話をものすごく簡単にすると、
電子機器(車に使われる電子制御系統も当然含まれる)には
・無駄に電磁波を放射しない事
・万が一変な電磁波を受信してしまっても暴走しない事
が各国の法律で定められている。
基本的に電子機器メーカーや自動車メーカーはこれに基づいて機器を設計する。
様々な部品の製造要因等で、
基準を下回る製品が世の中に出回ってしまった場合=法律に違反
という構図なので、メーカーは十分なマージン(余地)を取って設計している。
これはもう普通の話だ。
ただ、この規制は基本的に新品の製品を無作為に国が買い取る、等で
検査を行っているため、買い取った個人が改造した場合に検査が行き届くかというと
たぶん、行き届かない。
もし、例えばの話だが
高度な制御を行っているハイブリッド車の隣で
違法改造してものすごく出力を上げた無線機器を搭載した長距離トラックが
変な電磁波を出した結果、ハイブリッド車のコントロールが失われるとしたら、
それはもうトヨタの責任とは言えない。
例えば「一般的な」違法改造であれば、もしかするとトヨタはそういった事例への
対処を既にしているかも知れない。
でも電波を出すのはもちろん車だけではないし、ありとあらゆる電波に対して
マージンを持つことは現実的には価格競争力とか開発工数とかの面で不可能になる。
原因が社内調査で出ないのも、あまり事故が再現しないのも理由の一つとして
こういう可能性があるんじゃないか、という話だ。
ちなみにこれに思い当たったのは、
先週の深夜、スイッチを入れていないスピーカーからモスキートノイズに近い
非常に高い音が出ていることに気づいたからだ。
よくよく見てみると、このスピーカーのACアダプタは猛烈に3回くらい
たこ足配線されたコンセントに繋がれており、
かつアダプタの直近に無線LANルータがあった。
たこ足を排除してルータの電源も落とすと、ノイズは消えた。