amadana N-04A docomo ケータイに見るブランディングの狭間

amadanaケータイN-04Aに見るブランディングの狭間。

docomoから新しいamadanaブランドの機種が発売されたが、
最初ラインナップを見て驚いた。
amadanaブランドは一貫して製品を茶色、白、黒、時に赤
のカラーで製品を展開してきた(公式サイト)が、ここに来てピンクの機種。
これには違和感を感じまくりだ。

amadana_negaR.jpg

ネガR –この表現はデザイナーがよく使っているが
専門用語だろう。ネガティブなラウンド、普通は
角にラウンドをつける(=角を丸く仕上げる)が、
この形状のように根本にラウンドを付けていって
立ち上がらせる– にこだわりを感じるが、それを除けば

デザインもわりとありがちな形に落ち着き、

特徴的なのはボタン形状と数字フォント、下手したら
amadanaロゴくらいだけになってしまった。

恐らくキャリアであるdocomoの戦略で、
ピンクという色が外せなかったのだろう。

amadana_N-04_pink.jpg

そして工業製品系企業ブランドを告知するのに
今や一番効果があると思われる携帯という製品に
ロゴを入れるメリットと
自社のデザインコンセプトを崩してまで製品投入をするか
という天秤をかけた結果、
投入に踏み切ったと思われる。

これでさらにブランド認知度が上がったとしても、
ブランドコンセプトが崩れてしまうように感じるが
どうやって社内でGOが出たのかとても気になるところだ。

#もちろん上記あくまで予想です。

ちなみにこれはエミクロくんがほしがっているamadanaトースター。
全く同じ型が、よく知らないブランドだったがビックカメラで5000円くらいで売っていた。
amadanaデザイン、ブランドで値段が3倍に跳ね上がる。
もちろん外装にはお金がかかっていたが、さすがだ。