最近毎週休みの日は嫁であるエミクロ君がどこかに出かけて
5000円のランチとかを食べたり色々しているので
家で何をしているかと言うと図書館で借りた本を読んでいる。
読み始めようとするのに気合いが必要な本というのがあって、
例えばこの写真のダーク・ムーンはそれだ。
まず、1週間で読んだ文庫本4冊分の厚みがある。
どうしても薄い本から読んでしまう。
借りる時にもそんなに(7,8冊借りる)借りて2週間で読めるわけ?
と言われるが結局読み切る。
作者が馳星周。
この人でないと書けない世界観であることは確か。
舞台はカナダのチャイナタウン。
登場する3人?の主人公、日系カナダ人、日本人、香港から逃げてきた中国人、
全て黒い。
それぞれ別の世界にいるが
3つの物語がやがて分単位、秒単位で接触し出す。
いつの間にか誰かを応援、というか感情移入?するが
結局どこにも救いがない。
この人の作品を読み終わったときの気分はなんというか
世界に取り残されている気分になる。
朝の10時くらいから出かけたり色々したあげく
夜の10時くらいで読み終わった。
そんな風にして休日が過ぎる