404 person not found 死人は増え続ける

去年会社の先輩が死んだ。
もうやめたので知らないが
mixiやGREEには彼のページが残っているだろう

誰かがその死を知らずに彼のブログにコメントを残す
返事はない。
そこに死を明示するような内容は何もない
ブログはやがてスパムに埋もれる

マイミクからこっそりと死んだ人を削除するのか
それとも思い出として残すのか
そもそも明確な繋がりなど無いからこそ
存在していた死人たち。

50年後には遺作となったブログが世界中で存在し続け
死人だらけになったSNSが出来上がるのだろうか。

自分が留守の間にメッセンジャーの返事をする 
という技術をどこかの企業が発表していた。

大学の時にメッセに自動応答するプラグインが流行ったが
それを過去の受け答え、文章の特徴などから
カスタマイズするんだろう。
そういった自動応答システム同士が応答して
意味のない世界を作り上げ
人っ子一人いない世界を想像してみたりする。
別に意味はない。

現実にはホスティングする会社は数年間更新のない
ページを削除するだろうし
どんどんみんな無に帰って行くだけか。

3ヶ月更新が無かった場合に自動的に投稿するエントリーを
書こうと思ったがやめた。