Reverse Engeneering

 リバースエンジニアリングという言葉をご存じでしょうか。
愛用しているIT用語辞典にとてもわかりやすい
説明が掲載されていますが、簡単に言えば分解して見てみる
ということです。作ることとは逆。reverse ですね。略してリバエンです。

 フィリップ・K・ディック原作の映画ペイチェックでは、主人公の
フリーランスエンジニアが他社のホログラム投影装置をリバエンし、
その機能を再現し(パクリ)、さらに付加価値を加えて完成させた後、
高い契約金の代わりに働いた記憶を消されるという場面から始まります。
 原作にはたしか無い場面ですが。どちらともオススメです。

   原作   映画

 例えば松下のテレビを分解して、ここがこうなっているのかと感心
してみたり、シャープのテレビを見てこれは雑だなとか言ってみたり
きっとするんだと思います。

 小学校の頃からテレビやビデオデッキ・ラジカセ・湯沸かし器・
ウォークマン・などなどのリバエン(分解)をしていた自分ですが、
直せるようになってきたのは大学の頃です。機構的な故障とかは
結構直せました。でも今思うと、高圧部品とか爆縮*の危険性の
あったブラウン管TVを分解したり、ブラウン管をカンカン叩いたり
していたのは非常に恐ろしいことであります。
 みなさんも気をつけてください。

*爆縮 というのは、ブラウン管は内部が真空なため、割れると
いったん空気と共にガラスが内部に爆発的に吸い込まれる事です。
その反動でガラス片が次の瞬間飛び散ります。非常に危険です。

 
ソニーの遺伝子 参考図書。平面ブラウン管TVの開発の舞台裏。