theory 持論

今日新人について社内の勉強会のようなものに参加したところ
講師である人がなかなか面白い持論を展開していた。

設計とは何をする人なのか、という質問を新人の設計者にしたのだ。
新人はモノを形にする、デザインをするという回答。
講師は違う、と否定する。

設計とは基準を決めること、全ての責任を持つこと
あともう一つなんだっけな、何かそういう非常に概念的なことだった。
必ずしもその持論が正しいとも思えず記憶していないのだが

こういう風に自ら何かの定義を自分なりに考えて形を作り
それを自分より下の人間に語れる、というのは実は
会社なりなんなり、組織で人を動かしていく側の立場に立つ人間には
必要なのかなと思う。

じゃあ動かされる側には何が求められるかというと、

発想する、行動する、だろうか。

世界的に見ても非常に数の多いモノを設計する立場にある
設計者という立場に立つと、

もしかするとこの決定が産業構造を動かすかも知れない

という発想であるとか

こうしたら使用する材料が減って地球に優しい

というちょっと普段のミクロな視点から捉えるのも
発想することの一つかも知れないとさっき思った。