おそらく90年代だったと思う。
大学に入ったくらいの時なので、ぎりぎり90年代か。
当時ブラウザはインターネットエクスプローラの3あたり
あるいは2だったかも知れない。その時代に、Javaで
ブラウザ上でリンク機構を動かすことが出来る
sodaplayというサイトがあった。
リンク機構なのだが、
まるで生命体のようなサンプルが多数用意されていて
設定で速度、重力などをいじれた。これはかなりインパクトがあり、
だいぶはまった覚えがある。
現在もこのサイトはあるが、
当時のクールさは半減してJavaアプリをダウンロードして
遊ぶ形式になっている。
これを実際に形にしたようなものがテオ・ヤンセンだ。
科学未来館で展示を行っている。
しかし展示は既に死んだようになっているビースト達が
置かれているだけで、動画で見られるような動き回る
ダイナミックさはなく、
さらにそのリンク機構で作られた作品を
生命体と見なしそれを進化の過程をたどるように紹介していて、
それが後付けの解説じみていてかなりいまいちだった。
実際に見てみると、
作品は動画等で見るよりも遙かに手作り感が漂っており、
これだけの状態を作り上げるにはかなりの労力が必要そうだ。
そして圧縮空気を利用した作品などはなかなか再生が難しそうである。
動力を伝えるチューブその他にガタが来ていそうだった。
デモも行っていたようだが、人が多すぎて見られず。
かなり狭いスペースに展示を詰め込んでる感じで、
入場料も結構するし、とにかくいまいちだった。
なんというか砂浜で動いている動画を見て満足していればよいかな、
という内容である。