The Skywhale by Patricia Piccinini
TRANS ARTS TOKYO 2014
東京電機大の跡地。
家から自転車で5~7分くらい?なので3回見に行ったのだが
結局1回も飛行を見る事が出来なかった。
ただその見られない人達を慮ってか、
夜無理矢理飛行させようとした日があった。
風が結構あるのに良いのかなあと思う反面、
東京ドーム1個分ある、という巨大な表面積の生地に
送風機で空気を入れてさらにバーナーが点火され、
寝転んだように6,7割膨らんだ巨大な金魚には結構圧倒された。
とにかくでかい。そしてバーナーの火力が強くて、
かなり距離があっても熱い。
しかし火を入れはじめてから2,3分で機体が風に流され、
ちょうど自分たちが立っている入り口方向に来た。
2トントラックで運んでいる生地の重さは数百キロだろうし、
何より巨大すぎて全く地上からは制御出来ていない。
しかしその場から離れたのは自分だけで、皆
おおーーと言いながらたたずんでいた。
スマホで撮影を続けている人が多い。
自分は周囲にある電線で感電とか、
生地が覆い被さってきた場合の窒息とかの危険性を感じて
その範囲外に、目算で家族を引っ張って出た
幸いというか、そういった事故対策もたぶんしているだろう
非常に太いロープでつなぎ止められたSkywhaleは
それ以上移動せず、徐々に空気が抜けるような形で
地上にへばりついていったのだけど、
あれはたぶん関係者は相当冷や汗ものだったのではないだろうか。
噴火の映像を見てもそうだし、
津波の時もそうなのだけど
ハリウッド映画の見過ぎなのか、
所謂正常性バイアスなのか知らないが
自分は生き残る、自分は大丈夫、と思ってしまって
別の行動を取れば生き残れたのに死亡する、っていう事が
起こっているんじゃないかなあと昨日のブログに続いて思う。
撮影する心理は非常にわかるのだが、今はその時じゃないと
思うか、死んでも良いから撮影したいと思っている人はたぶん
そんなに多くないはずだと思う。
もちろん、
昨日の投稿と同じで
気をつけていても駄目なときは駄目だろうけど。
しかし、風結構吹いているもんなんだなあと思った。
気球が飛ばないので、キャンプ用品を見に行ってなかなか楽しかった。