デジタル的でなく、ぽん、と出てきた発想によるすばらしさではなく、
練り込まれた作品としては久しぶりにすごい、と感じた展示。
ただ作品を集めてきて展示したわけではなく、アーティストの意図をもって
作品をならべ、空間を作り、場合のよっては作品をその場所で製作している
最初はみみおというキャラクターの鉛筆書きによる
絵本のイラストのようなイラスト。と思ったら絵本になっていた。
顔のない毛玉のような物体から足と耳(というか腕?)が生えており
その物体が四季を過ごす。
鉛筆のみなのに、、という絵のうまさと不思議なキャラクターによる
不思議な世界。
鉛筆のみのイラストをアニメーションにした作品も流れている。
みみお。
次の部屋では油絵?のようなかなり巨大な絵が4枚。
彫刻刀で彫ったかのようなタッチになっており、
微妙な色合いの差がオーロラのよう。
近づくとかなりの色が塗り重ねられている。
空間に浮く剣、人の足のオオカミ、クリスタル、森。
さらに行くとミラーボール状の顔が回転する部屋。
ここはちょっと小さい子とかだとショックを受けるような
気さえするが、なんだろう。奇妙な鳥肌。
みみおを製作するに当たって影響を受けた絵本などが置かれている
図書館がある。司書と名付けられた展示の監視する人が座っていて
絵本のどの部分に影響を受けたのか、鴻池朋子本人による解説。
絵本の中に何冊か村上春樹翻訳のものがあった。知らなかったな。
とにかくおすすめ。
閉館1時間前は半額になるのでそれもおすすめ。
だいたい1時間あれば十分みることができる。
みぎうえにたたずむみみお。
展示風景
http://www.operacity.jp/ag/exh108/j/gallery.html
最近はアーティスト本人によるプロモーションビデオまでYoutubeなのね。。
http://www.youtube.com/watch?v=UugZcI0r42o