とにかく、「並んでいるともらえる
揚げたてのドーナツがうまい」
ということでなんか腹減ったので並んだ。
しかしこのドーナツ、驚くほど工業製品だった。
この前銀座に行ってきたときに初めて
クリスピードナッツに並んだ。
正確には店名はクリスピー・クリーム・ドーナツだが
そんな名前で呼んでいる人には会ったこと無い。
ここのドーナツは何度かエミクロ君が買ってきたり
友達が持ってきたりで食べていたのだが、まあ別に普通だ。
話題になっていて、おみやげとしては手軽な値段で買えるしで
人気なんだろうと思う。
あの有楽町駅前のイトシアの地下に入っていて
とにかく行列しているというアレである。
しかしエミクロ君情報によると、
列が長く見えるように店の外で結構待機させていて
実際はそんなに待たない、という情報と、
とにかく、並んでいるともらえる
揚げたてのドーナツがうまい
ということでなんか腹減ったので並んだ。
確かに揚げたてのドーナツというのは
あまりお目にかかったことが無かったし
実際おいしく食べたのだが、
それ以上にここのドーナツ屋は製造業に携わっている人は
結構面白く並べると思う。
というのも、並びながら壁に掛けてある紹介文には
・世界中で1日300万個のドーナツが生産されています
(400店舗)
・店舗であつあつのドーナツを届けるため、店舗で生産しています
・どこどこの店舗では1時間xxxx個のドーナツが生産できます
とか書いてあって、
純粋にすごい生産能力である。
並んでいるとガラス張りの店舗内部が見える。
ガラスにはドーナツの製造工程が細かく書かれており、
清潔そうな店舗内部ではステンレス製の機械が
グオングオン動いている。
ドーナツが量産体制で次々に小麦粉の塊から
ベルトコンベアで次の行程に運ばれ揚げられて、
マスクをして白衣を着て、髪の毛をネットで包んだ
(しかし場所柄化粧とかもそれなりにおしゃれな)
人たちが次々に仕分けしている。
それほど広くない店内に20人くらい働いている人たちがいる。
そうして出来てきたドーナツはトレイに載せられてすぐに
店頭のディスプレイの下に格納される。
客と対面している従業員は別の制服を着ているが
10人近くいる。
最終的にはダンキンドーナツとか
コンビニで売られているようなドーナツに6割か7割くらい
高い値段をつけられて飛ぶように売れていく。
有楽町というか銀座のこういった一等地に「工場」的な
施設がこのように稼働していることが面白いし、
ここの店の場合は完全に「観せる」工場として
意識して作られているために並んでいてもそれほど長く感じない。
お腹が減った時に並んでみるのも手かと思う。
しかしなぜドーナツのスペルがイギリス系なのかは不明