リアルなアニメーション、と勘違いしていたが
全く違った。奇妙な名前のサスキア・オルドウォーバースによる
奇妙なビデオインスタレーション。
6分間のループ2作品。
勘違いの原因はこの画像の左側だ。なんか、人というか
キャラクターに見える。
入ってすぐに上映しているのはプラシーボという作品名
プラシーボ効果、つまり薬だよと偽って
砂糖のかたまりを患者に投与しても
一定の効果があるというアレだ。
英語で淡々と看護婦を名乗る女が
幻影の医者と不倫している様子を語る裏で
病院と思われる空間が白い粘度のある液体で
覆われ、液体が左から右に重力を無視して
たれ落ちる。途中から見始めたのでストーリーは
はっきりとわからない。ただ奇妙。
2つめの部屋ではキロワット・ダイナシティー
近未来?の水面下の都市におけるテレビショッピング番組で
爆発的人気を得た女性を母に持つ少女がまた
淡々と語る裏で
瓶の中のような水草のようなガラスのような映像が流れる。
ストーリーに関しては輪を掛けて不明。
以上。
追記。
「重力を無視して」の時点でCGと思っていたのだが
込み入ったミニチュアセットによる実写 だそうだ。
ハイスピードカメラか?重力方向はもちろんカメラを90度傾ければ
良いとして、それにしてもなんらかの実写とは思えなかった。
手段が何にせよ訴えかけるものがあれば感動の度合いが違うわけだが
実写と聞くとすごいと思わせる物がある
http://www.mori.art.museum/contents/mamproject/project007/index.html