http://variations.jp/ 写真は下。
首都高で南下して近未来建物群を見ながらレインボーブリッジを越え、
お台場を過ぎると工業地区か、あるいは純粋な埋め立て地になってくる。
海中に沈むトンネルをくぐった後高速を降りるとコンテナ群やlogistics
という倉庫が目立つようになり、4車線分くらいのものすごく広い道路が、
車線無しで広がっている。どこを走ればいいのかよくわからない。
「21時から6時まで関係車両以外通行禁止」
と書かれた立て札や、「建築残土車両」の案内から
今もここが埋め立てを続ける東京の最果てだと感じる。
Variations on a Silenceはそんな埋め立て地のさらに端にある、
小さな島に出来た稼働前のリサイクル工場・リーテム東京工場で行われている。
愛知のコンビナートにあるリサイクル工場を以前
見学した事があるが、(こんな感じ)
このリーテム東京工場はすごく凝った作りなんだけど、
作業場の規模がだいぶ小さく感じた。たぶん天井も工場にしては低いかも知れない。
おそらく解体作業が行われるであろう2Fと3Fでアーティストによる
展示が行われている。
展示そのものよりも、今回は人工の埋め立て地独特の雰囲気や
(基本的には住んでる人はいなさそうだ)
対岸の成田空港に5分おきにくらいに着陸する飛行機に圧倒された。
行くなら車で、をおすすめする。到着するまでに面白い風景に沢山出会える。
でもカーナビにはたぶん道が出てないと思う。
「リサイクル工場って何やんのー」
「えーわかんなーい」
こういう会話をしていた女の子達は、たぶん現実を一生知らないだろう。
工場として動き出せば、白を基調にした建物や重機は
どんどん汚れてしまうだろう。
そして奇麗なアートを作る人たちからは忘れ去られる。
沢山のまだ使える機器が次々にゴミに出される。
出来れば夕焼けと、ライトアップを見てみたかったんだけど
時間的に早すぎたので人工の島を後にした。
リサイクル工場は、一度行って見ても良いと思う。
稼働時に。
Entrance
工場外観
対岸のNarita Airport
工場外観2
2F
これはいい使い方だ。どうやってるんだろう。
4Vの直流電源とDVDレコーダからのVideo出力という非常に単純な作り。
携帯のLCDパネルってVideo出力入れれば見られるの?<uedon
工場内部