Frisk Idea Place アイディアが生まれる場所とプロセス

アイディアはどこで思いつきますか的なパーセンテージと共に
流れるCM
、あれどこのだっけ?フリスクか。会議室では0、ってやつ。
自分の場合は最近では、電車の中と、飲み会の最中だ。

会社へ向かう電車の中で思いついたので興奮して
駅を降り同期に歩きながらメールを送りながら出社した記憶がある。

飲み会の最中に思いつくということは、つまり人の話を聞いていない
とか自分が話していないとか話題について行ってない、とかそういう事だと
思うが、実はそうではなかったりする。

もう少し人数が少ないときは話が別だが、
10人くらいのグループで飲むと、
真ん中くらいの席に座ると右のグループと左のグループと
話題が異なる事が多い。

で、例えばトイレに行って帰ってきて真ん中に座り直し、
一応右のグループに属するんだけど、
実はその両方の話題を同時に聞き取って理解してみよう、と
試みることがよくある。

ない?

そうすると意外と、両方聞き取れる。
右は3時間半で休憩が10分ある、映画・沈まぬ太陽の話の中の
労働組合の話をしている。左はこのところの円高の底値の話をしている。

右側のグループは労働組合の話から、
サラリーマンのポリシーについて話が切り替わっている。
ポリシーと言っても、例えば自社の設備に縛られない設計を行いたいとか
そういうポリシーだ。

左側のグループの円高の話をシャットダウンして、
右側の話を聞きながら、今まで左側を聞いていた部分で
じゃあ今の自分の仕事についてその話を当てはめるとどうなるんだろう、
という考察を行う。

それは別に、話を聞いていないわけではない、と思う。

その中で、いま設計している部品の
新しい構造アイディアが思いついたので携帯で自分の会社メアドに送信した。

物事を考えるきっかけみたいな事はいくつかあるが、
明確にああ、今思いついたな、と覚えている瞬間は少ないなあ