white collar exemption ホワイトカラーエグゼンプション

ホワイトカラーエグゼンプション、ホワイトカラー労働時間規制適用免除制度
と呼ばれる法案成立に関する危険信号を週刊誌やネット上のメディアの
いくつかが取り上げてから1ヶ月くらい経っているだろうか。

この精度についての詳しい説明はWikipediaに任せるとして、
企業によってその対応が異なるだろうとは言え
残業代含め年収400万円以上の労働者の残業がカットされるという
実態は相当にまわりを見てもきつい。まじで。

実際のところ、僕の最近の月平均残業時間は70時間を超えているし、
週5日1日8時間(だっけ?)労働で月約20日、160時間労働しているうちの
単純計算しても1/3の時間を閉めているし、それらからもらう残業代は
当然手当が付くため金額的比重が大きい。

ソニーの給与形態について詳しく書くのはまずそうなのでやめておくが、

これがカットされるとなると、結局「若者はなぜ3年でやめる」の
著者も指摘しているとおり、この精度の影響を一番受けるのは若手の
働き手となる。メーカーで言えば一番設計をしている技術者となる。

お金のために働いているわけではなくても、この残業代がそのまま
消えるとすれば 子供を育てられない 家が買えない 商品が買えない
やる気が削がれる その他色々発生しそうだ。
総合的に国としての体力が相当削られるのではないかと思う。

ただ、この制度が成立した後に、本物の成果主義を導入できれば
その企業の従業員に関しては上記のようなことは全然言えない。
ただし、だ。また逆説だ。
本物の成果主義が導入できるようなところはもう導入しているのだ。
ほとんどの企業が法案成立で心おきなくコストカットが出来るという
お話でちゃんちゃんだろうと思われる。

もしこの法案が成立するとすれば、
僕はそのタイミングをかなり大きな転換期として捕えることになると思う。

Wikipedia ホワイトカラーエグゼンプション
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