カテゴリー別アーカイブ: Design

YOKOHAMA 2005: International Triennale of Contemporary 横浜トリエンナーレ

横浜トリエンナーレ・通称ハマトリにヨシナガくんと行ってきた。
事前にデザイナーの703からオススメを聞いてみると
天使探知機、とのこと。

hamatori.jpg

会場のそこここにあるオペラグラスを覗くと
存在が危うげな土星のようなものが浮いていて、
え?なんで?と小さな子とかおじさんとかが現実の風景と
オペラグラスの風景とを見比べている。
これがまた、何個も何個もあって、
いくつか見ていくうちに、その惑星から手が出ている。
そして、・・・まあ是非見てみてよ。

すげえ!と思ったのは Shaun Gladwell のストリート系
エクストリーム・ムービー。スローで再生される東横線の車両を
ダンサーが、おもむろに手すりなんかを使って回転し放題。
ブレイクダンス。すごかっこいい。時間がかかりそうで途中で
見終えてしまったのが残念。

Yuken Teruyaの紙袋を使った木。これは凡人には作れなさそうだ。
警告の森、か。なるほど。

ちなみにたぶんIngo Güntherの作品を見そびれた。残念。まいいか。
ほかにも奈良美智の展示とか、ソイ・プロジェクトとか、色々良い。

中国韓国のアーティストも多い。
作品のいくつかで、実際に会場を使って創られたものがあって、
即興か、すげえ、と思う。
いやはや。

Possible Futures : Japanese postwar art and technology

かなり面白い作品あり。時間がある人は是非。
TokyoArtBeatで割引もあります。

まず入り口に藤幡正樹《脱着するリアリティ》”Removable Reality”
赤外線の指向性と透過性を利用したインタラクティブビジュアルサウンドアート。(命名)
プロジェクタで投影された画面に、4×6くらいの点と平面が表示され、
体験者は現実に存在するフロアに貼られた点の上をワイヤレスヘッドフォンを
して歩き回る。

画面上の点を四角い図形が通過したりすると、それに呼応した
フロアの点にいると音が発生する。結構面白い。
overthewaves.jpg
一番良いのは佐藤慶次郎の作品
最近見た中では群を抜いている。

磁力と振動によって棒に円筒形の何かが移動するという作品がいくつもあり、
かなり動きがそれぞれかなりユニーク。これらが74年の作品ということで驚く。
こればかりは実際見ないとわからない。全て岐阜県美術館蔵 ということなので
今度行ってみたい。ほかの作品もありそうだ。

gravicells.jpg
次は三上晴子+市川創太《gravicells[グラヴィセルズ]─重力と抵抗》
gravicells – gravity and resistance
かなり大掛かりな作品。プロジェクタでフロア投影された無数のラインが、
埋め込まれた質量検出装置によって波を発生させるものをメインとし、
高さ2mくらいの周囲を囲むLEDのバー、さらに状況を3Dで様々な角度から
表示するCGが大きく壁に投影されている。
フロアをあるくと波が発生する。

以前見た時間層とかほかにも2つくらいかなり良いものあり。
ここまでのヒットは久々。暇なら是非。

klein blue / Yves Klein イヴ・クライン

ロンドン、パリ、ウィーン、マドリード、ニューヨーク、そして東京でも、
どこかでイヴ・クラインの青い作品に出会ったことのある人は
結構いるんじゃないかと思う。

意識しないうちから、僕はその青が強烈に記憶に残り、
次に見たときにはなぜか安堵すら覚えた。
何度目かに見た後に、
その青がイヴ・クラインによって創られたことを知った。

あの青は文句なしに、すごい。
http://www.yvesklein.org/
NY05: MoMA (Museum of Modern Art)



Takuro Osaka “Ground Fullness in the earth”

groundFullness.jpg
銀座のpolamuseumannexで見てきた。
この展示、前にもらったチラシがかっこよかったのと
feat.浜松フォトにクス、日亜化学ということと、
光系アートの第一人者ということで結構期待してたんだけど、
内容はまあまあ。

地中からの放射線を感知すると薄暗く光るLED(アルミの笠つき)
が暗室の4方向に50cm間隔くらいで設置されている。
時々ぼやっと光る。
感覚としては高校物理の授業でガイガーカウンターを持って
教室の放射濃度を測定した時みたいな感じ。

ただ、LEDの設定輝度があまりに弱いのでそこまで綺麗でもなく。
放射線の感知は当然ランダムなんだけど、似たような
構造の光アートはいくらでも作ることができちゃうなあ
ということで、まあまあ。

Anish Kapoor “Japanese Mirrors” アニッシュカプーア

SCAI THE BATHHOUSEでアニッシュカプーアの展示。
直径1m以上あるかと思われる巨大な器が5つほど無造作に
壁に展示されている。表面は漆らしい。

形は角度の浅いパラボラアンテナのようなものと、ちょっとちがったものと、
緑色の深い色や真紅?いや、もっと暗い赤。
正面に立つと自分が湾曲、というよりは拡大/縮小されて映っていることに、
少し時間がたってから気づく。その距離感が非常にあいまいで
かなり不思議な空間になっている。像は遠ざかると反転する。

一緒に行ったエミクロは、ん?とか言って近づいた結果展示品に
激突していた。それくらい距離感がつかめない面白い作品。
漆の微妙な反射と、凹レンズ鏡になっているため、映る像の
大きさが普段見る鏡と違っているのが原因だと思われる。
最初に拡大/縮小と書いたが、そのことに気づくのが遅れるのだ。

展示そのものはすごく少ないし、全体は3秒くらいで見れてしまうのだが。
後でTABでチェックしたら、音の反射も面白いらしい。しまった。そこには
気づかなかった。
暇なら行ってみてもいいと思う。

AnishKapoor.jpg

Jean-Marie Massaud “Human Nature”


南青山のtimeandstyleで見てきた。

どちらかというと非現実的な建築物に見えた。
特に湖の中央に建っているホテル。
水面に対応が難しそう、とこれまた凡人の僕が見ると
台無しなことしか思い浮かばない。

どっちかといえば展示してある陶器や家具のほうが親しみを持てる。
地に足がついているというか。

この人、ページを見てもわかるかと思うけど、
建物の中に、あるいは部屋の中に、とにかく緑が存在している。

ただしそれはYoshio Taniguchiの建築で見られるような、
完全な人工物だが自然とぎりぎりのところで調和している、という感じではなく、
なんとなく欧米的なおおざっぱさ、横柄さが感じられるように思えてならない。
緑は存在させられているような、ちょっと伝えるのが難しい感覚。

実際展示している家具なんかの間に緑色のコケの
固まり風なものが天井からつるされて浮いているんだけど、
スタッフの一人が丁寧に霧吹きで水を与えていた。
そういうのって、なんていうかやっぱり無理やり持ってきたことの裏返しなのだ。

Olafur Eliasson “Your Light Shadow”


原美術館でオラファーエリアソンの影の光展を”光系”アート
ということで期待して行ってきた。
beautyという霧に虹色の光を当てている作品が写真。

アクリルをプリズムとして、あるいは偏光板として、さらにはその両方として使い、
強力な光源で光を当てその影が作品となっている。
円筒形の綺麗な透明のアクリルが天井のアクチュエータによってゆっくり
回転され、影が映ろう。

こういうのって、見ているといつもどうやれば自分の家で実現できるかなあと
思ってしまう。アクリルの円筒形はかなり加工が難しそうなくらい綺麗に
仕上がっているし、光源もプロジェクタを使ってもうまくいかなそうだな
とか。
作品数は多くなくあっさり見られる。

TAB Badges

東京をクールにadriftするなら、TokyoArtBeatのMyTab機能は必須です。
webを活用しているあなたにはRSSフィードやTAB Badgesといった便利な機能でサポート。
こんな感じに自分の行きたいイベントをblogに表示できちゃう。

普通に使うなら見に行きたいアートイベントをクリックするだけで、
そのイベントが始まったとき・終わりそうなときにリマインダメール。

是非あなたもTABユーザーに。 TAB button

Tokyo Designer’s Week 2005-2 / MAM

さて、日曜日はザッカクウカンのあだつくんとデザイナーズウィークの続き。
ちなみにもと同期だったあだつくんとは何度かメールとかしていたが
今回初対面。実際、常に自分の先を走っている人なのでわくわく。

六本木1丁目で迷って遅刻する。まあそれはいいとして、アークヒルズで
プロ展。去年と同じ感じで椅子とかがたくさんおいてある。
同じようなコンセプトで、コップのもち手部分が円筒形になっていて
歯ブラシをさしておけるやつは普通に便利そう。

時間のない時計、(色が1分おきにぱたぱた変わる。クール。)
tdw2005-2.jpg

動いてないのでよくわからなかったが、コンセプト的にイイ。
メッセージボードとライト・スピーカーが一体になったもの
tdw2005-2.jpg

木と金属。シンプルな感じの、こういう「素材を生かしました」
的な作品がいくつかあった。トレンド?好きですが。
tdw2005-2.jpg

タオルを椅子にする発想。いいね。
tdw2005-2.jpg

とか。お互いほとんど勝手に見る。
見終わってから雨が降る中、アークヒルズ裏のスペイン大使館。
すごいね。素敵なインテリアが展示されている中で綺麗な大使館員が
バレンシアオレンジ(かどうか知らないけど)ジュース、
なんだっけ、スペインのあのオムレツ、羊チーズ、ハモンセラーノなんかを振舞う。
やっぱりアルミの押し出し材はいいなぁ。

その隣のスウェーデン大使館。アーティストが話しているが特筆すべきことなし。

歩いてAXISに行くと、ファーマシー何とか展という多機能雨合羽の展示。
普通に被災時/あるいはレインコートとして欲しい一品。おもしろい。
会場で38000円で売っているのはアートとしての価格かもしれないけど、
それほど難しいとは思えない量産に踏み切って欲しい感じ。買いたい人が
買って、一部を貯蓄して、被災時に配るための資金にするとかね。
とても詳しくこのblogに書いてあったので参照のほど。
展示名、違った。

となりのブースでSEIKOのデザイナーズ時計展。深澤 直人プロデュースで
日経デザインのwebにも記事が載ってたやつ。
日経の記事に写真があるランプの中に時計、の実物はライティングの仕方が
いまいちでもうちょっと見せ方あるんじゃないかなという感じ。
うーんなかなかいいなぁ。かつ商品化もすぐできそうなものもあるなあ。

ということで次は森美術館。
SUGIMOTO Hiroshiの時間の終わり展をやっていて、それをメインに
見に行く。モノクロの写真の中に数学的立体。あるいは命のない生命体。
あるいは海。白い部屋の光を撮影しているコーナーのが一番よかったけど。

世界的に有名な建築物をピントをずらして撮影したコーナーがあって、
その半分くらいの建物(ニューヨークのグッゲンハイム美術館/クライスラービルとか、
バルセロナのカサミラ/サグラダ・ファミリアとか)が何であるかとか、
ああ見たことあるなとか、実際に見た/行ったなと思い、自分も最近
こういうものの知識がある程度増えてきたなと実感する。

下の階でダヴィンチのレスター手稿?の原書の展示をやっているが、
Sugimotoの展示と比較すると、人の入りっぷりが25倍くらい。
展望台に来たついでに見てみるか的な環境でかなり嫌になって通過し終了。
いやあよく歩いた。

道すがらあだつくんとは適当に話していたけど、特に突っ込んだ話はせず。
またなんか機会があればということでお別れ。以上。

Tokyo Designer’s Week 2005

神宮外苑の東京デザイナーズウィークメイン会場に自転車で行ってきた。
自転車で行ったのは色々まわるかなと思ったから行ってみたのだが
結局メインでおなかいっぱいで青山にちらっと行っただけだった。

馬鹿みたいな晴れですごい暑い。
tdw2005.jpg

去年お台場でやっていたコンテナ展を今年は外苑でやっている。
プラス、100% DESIGN TOKYOっていう展示と学生展もここで。
100%の方は公式Blogを見てもらえれば雰囲気わかると思うけど(写真撮影禁止)
巨大なテントの中にインテリアショップ/メーカー/デザイナーがブースを
設けてそれぞれの作品/商品なんかを展示。

気になったのはSUGAHARAのグラス、(原美術館にも置いてあったな)
BALSの薄青い光が見えるような食器類、
スイス人デザイナーのペットボトルが一瞬でじょうろになるやつ(売り切れ残念)
とか。あとはアルミのシェルフなんかがかっこよかった。
松下のLEDがスポンサーになったバーで休憩。

コンテナ展は去年すごかったTOTOの展示がパラパラ漫画でいまいちで、
そのほかも特に特筆すべきことはなしだったかも。
そういえば会場でUAとボニーピンクが流れてたけど、ライブやってたみたいね。

自転車でSUGAHARAのショップに行ってみて軽くグラスを見て、
帰りはもう薄暗くなっていた。
tdw2005_night.jpg