Fuji Rock Festival 10 MASSIVE ATTACK マッシブ・アタックの良くわからない方向性

Fuji Rock Festival 2010 MASSIVE ATTACK
AIR聞き終わってすぐにGreen stageに移動。
Massive Attackがはじまっている。

あのステージは何だったんだろう。
前半は普通だった。Future Proof、Risingsun、Teardrop、Angel
暗闇の中Mezzanine主体のヒット曲が全て演奏されて、
ボーカル違いとはいえとても良いのだが

途中からどんどん高輝度LEDのディスプレイに
文字が表示されていく。

下段にニュースタイトル。
上段に日本語ニュースタイトル。

特に翻訳されているわけでもなく、支離滅裂に見える。
文字が次々と流れて曲に集中できない。

そして中盤から、
上段に翻訳された偉人や無名の人たちの名言が表示されだす。
ほとんどは民主主義か自由に関する内容で、
Massive Attackってこんなメッセージ性を出したいバンドなんだっけ?
という疑問が浮かぶ。

曲はどう考えても自分の内なる部分にどんどん
落ちていくイメージで、かつ歌詞も政治色、自由を声高に
歌っていた印象が全く無い。

それなのにこのAsian dub foundationもびっくりな
民主主義万歳、自由万歳みたいなメッセージを次から次に
表示されると正直何コレ?となった。

Fuji Rock Festival 2010 MASSIVE ATTACK

さらに、最後にheligolandのAtlas Airがかかったとき、
LEDに企業ロゴが永遠と映し出された。
ほとんど日本企業が無く、エネルギー関連は知らない企業も多かったが
とにかく企業ロゴがゆっくりと、やがて認識できないほどのスピードで
表示され切り替わる。

それ自体は非常に印象的で、
文字が流れるよりは曲が頭に入ってくるのだが
つい企業ロゴを認識しようとしてしまうことと、
一方で何だよ最後は資本主義?という気持ちもあり冷めた。

いや、でも曲はとても良くて
Atlas Airのピポポペー プポポペー ピッポ
っていうやつはかなり耳に残って、
その後1週間くらいヘビーローテーションした。

うーーーむ、あの表示なかったらさらに相当良いライブ
(というよりは「音楽が」印象に残るライブ)だった気がするなぁ。

Fuji Rock Festival 2010 MASSIVE ATTACK


結果2:30の砂原良徳を見に行く気力が無くなり、会場を後にした。