ドバイモールの入り口でエミクロくんと別れ、
ブルジュ・ハリファの足元まで行ってみた。
時間は14時くらいで、一番暑い時間帯。
この日のドバイの最高気温は知らないが
おそらく45℃以上あったと思う。
(後で調べたら42度がこの日の最高気温だった。
でも百葉箱での気温と実温度って絶対違うから
45度くらいかそれ以上あったと今でも思っている。)
広大なプールを沿うように歩いていて、本当に人がいない。
目の前にこれだけ水があるのだが、全く涼しさを感じないし、
蒸し暑さも無い。
汗をかくのだが一瞬で乾くため、あまり暑さを感じないが
精神的蜃気楼のようなものを感じる。
足元に何か設備用のコードを避けるための段差が
あることが分かっていたのだが気持ちがついて行かず
バランスを崩し、持っていた一眼レフを地面に落とした。
このあと結局目の前にあるような建物の足元に近づく
だけのために12分くらい歩いて
ようやく足元に到着した。
見上げてから、特にこれと言った感動もなくホテルに戻るため歩き出した。
人が歩いていない水場周辺を歩き、近道をしようと試みて
The Palaceホテルの敷地内を無理やり抜けて大通りに出た。
エミクロくんに近いと思われる方向を指示したのだが、
あの子は無事に帰れたのか、と思われるほど若干私有地っぽい場所を抜けた。
ここまでで20分ほど歩き続けていたのだが、
本当にきつい。
持っていたペットボトルの中身も
ほとんど体温と同じような温度になっている。
人っ子ひとりおらず、おそらくこういった場所を歩いていると暑さによって
危険な状態になるためか大通り沿いを走るタクシーからクラクションを鳴らされる。
親切心だろう。でもホテルの入り口まではもうほんの少しだったので歩く。
大したことのない距離だが、
ホテルに入った瞬間のエアコンの有り難さが
身に染みた。