06Thailand: Novotel Bangkok on Siam Square タイ バンコク 体を売ろうとするマッサージの女と経済

さてマッサージを頼むと20分くらい来ない。
すぐ行くとか言っておいて全く、と思いつつ荷造りしていると
女性が到着。普通にベッドでやってもらっていると、
ここでは書けないようなことを聞いてくるので断る。
これはもう3人全員が経験したのでホテル公認のコールガールみたいな
ものに近いんじゃないかとすら思ってしまう。売春というやつか?

ところでタイに来て感じるのは先進諸国による搾取、である。
ホテルにいるとそれを感じずにはいられない。
これは一体何なのだろうか。

あれだけ高速道路が整備され、近代的なビルが建ち並び、
産業もある。どうしてこんな国で搾取が目に見えて行われているのか、
いまいちその理由が分からない。
もちろんその一番の原因は物価でタイバーツの対ドルに対する
安さなんだけど、ここら辺の仕組みがいまいち理解できない。
国と国の価値に差が出来てしまっているのだ。
その差が出来る仕組みがよく分からない。

ちょっと考えてみると高付加価値製品を作り出すことが出来ない国は
結果的に通貨の価値が下がるのか?とか思うが、やっぱり因果関係は
まじめに調べないとわかりそうにない。そういうことって学校で習ったっけ?

時間的に前後するのだが、チェックアウトした時間は午前2時か3時頃、
真夜中だった。
真夜中のホテルのロビーでは外国人と思われる男性が
タイの女性、(あるいはゲイかもしれない)を2人はべらせ、
ロビーの椅子でもう見てられないような行為を繰り返している。

Novotelはオクトパストラベルでバンコクホテルで検索するとわかるが、
結構バンコクでは高めのホテルだ。それなのに、である。

エントランスを見ると欧米人と思われる客がタイの女性、
これまた明らかにコールガールと思われる女性をエスコートして
酔っぱらって街から帰ってくる。

真夜中のせいかフロントでクレジットカードの回線が繋がらずかなり
手続きに時間がかかっている間、フロントの人間は完全にこれを
無視している。当たり前の光景なのだろう。
自分がタイ人の男だったらこういう、自分の国の女が搾取される
状況はあまりに気分が悪い状態で気が滅入ってしまうだろうな、
と思っているうちに精算が完了する。
もっともこういう状況は東京でも六本木か赤坂にでも行けば見られるかも知れないけど。

23時頃。
ホテルには地下にクラブがある、という情報がガイドブックに書いてあったのだが、
実際は小さなライブハウスのようなものがあった。
ホテルのロビーからこのライブハウスへと降りる階段に
黒服が立っていて、階段につけられたディスプレイでその中の様子が
見えるのだが、

冴えないロックバンド風の欧米人が
冴えない踊りを踊っている若者達の前で
冴えない演奏をしているように見えた。
次々と一昔前の日本で流行ったようなファッションで
街からホテルに入ってくる冴えない若者達に混じって
明らかにこれまたコールガール達が中に入っていく。
ライブハウスは体の良い隠れ蓑で中で商談が成立するのだろうか。

クラブということでちょっと楽しみにしていたのだががっかりである。
結局コンビニで買ったお酒とおやつを持ってMaruの部屋で集まり、
タイ語の字幕の出るプライベート・ライアン風の映画を
戦闘シーンだけ見ながら、マリオカートをして過ごす。

気がつくと2時をまわっており、モーニングコールを頼んだ2時半に近い。
それぞれ部屋でモーニングコールを受け、2時40分にルームサービスの
朝食をとる。
これは結構すごいな、と思う。なかなか無料で2時40分にルームサービスで
朝食を届けてくれるホテルには巡り会ったことがない。
(たぶんそういう状況に陥ったことが無いからわかんないけどw)

novotel siam square bankok

まあ物価の差からいって、今回泊まったホテルは1泊1万円以上するホテルであり、
5倍と考えれば5万。それくらいのホテルならそれくらいのサービスはあってしかるべきか。
普通に泊まろうと思えば2000円くらいのホテルはいくらでもあった。
アフリカから、登山後に直行するので贅沢してもまあいっか、ということで
決めたのだが、時間もない中でデパート3軒行けたのでまあ満足。

フロントで時間をかけて精算した後、
タクシーを2台呼んで空港へ向かう。
運転手は英語を話せず、NorthWestは第一ターミナルなのか第二なのかわからない。
結局両方行ってもらい空港にはいる。
タイには半日もいなかったが。お別れ。。