L’Atlas 神楽坂・フレンチ・鴨

ランド産 フレッシュフォアグラのソテー トリュフソース

エミクロくんの食い過ぎブログが更新停止しているのは
ウエダクのコメントのせいではなく、ここ1週間ほど旅行の手配やらで
時間が取れなかったためだ。今たぶんスイスに到着したころか。

代わりにラトラスの記事をup。
ラトラスは先日のミシュラン2010で星が着いたレストランで、
今後予約が困難になるかも知れない。
神楽坂の中腹に、レストラン等があつまった一軒家風の建物の並んだ
エリア。以前結構おいしかったラトゥーエルも隣にある。

このお店はコージーミステリーのブログ形式データベースの
ページを作成するお礼に、ぶひままん(敬称略)にごちそうしてもらった。

ぶひままんは神楽坂に長く住んでいて、レストラン等、
周辺の知識に関しては本が書けるレベルである。
エミクロくんの友達の母親にあたるため、自分の親と同世代である。
お話を聞いていると自分と違う世界があって面白い。

頂いたごちそうは1万円のコースと、6千円?のコース
ランチとしては非常に高い。ていうか、自分ではたぶんいかないレベル。
ラトゥールエルのシェフが独立し、素材にこだわった料理だとのこと。

ちなみにぶひままんはお料理教室も含めて今月3回目とのこと。

ランチだとお酒が飲めない私でも気軽に来られる、と話す。
以前カルネヤのシェフもブログか何かで書いていたが、
リーマンショック以降客単価が減ったという。主にお酒を注文しなくなるらしい。

そもそも酒をほぼ飲まない自分にとってはあまり近しい話ではないが
曰く、美味しい料理だけを食べられてしまうと店としては利益が取れない。
そのせいで潰れてしまった店もある
そのようなわけでお酒が飲めない自分がディナーに来るのは
申し訳ない、というお話。

なるほどそういう世界があるのか、と思う
もちろん理解できるが、
もともと飲めないのにそんなふうに気兼ねするかと言えば
自分だったらしないだろう。

ここは難しい問題だと思う。たぶんもう少し年を取るか、
お金の余裕が出来ればそういう態度も取れるのかも知れない。

世界の終わりとハードボイルド・ワンダーランドだったっけ?
世界が終わる直前に
胃拡張気味の彼女と主人公がレストランで
ものすごい量の料理を食べて、最後にシェフが出てきて
これだけの量をいただいたお客様は初めてでして
非常に光栄でございます、みたいなシーンがある。

誰も知らないけれど大きな冒険をしてきた後
普通の生活に一瞬戻るTasogare感。
ラピュタのシーンで最後にパズーとシータが小さな虫のような
飛行機で別れていくシーン

それに通じるものがある。

で、めちゃめちゃ長くなったが、

ラトラスは鴨料理がうまい、ということで
ぶひままんは野鴨のジビエを頼まれていた。

ジビエ、って何?地海老?っていうレベルではあったが、
シェフが狩りしてきたものだという。
自分もメインに鴨を注文。

バリバリー種 幼鴨胸肉のノースと フォアグラ入りトリュフソース

一口野鴨もいただいたが、
これは確かにうまい。やわらかすぎる。
そして自分のほうの鴨は、全く違う味付けにされているが、
フォアグラを使ったソース?
これはうまい。

前菜から何も駄目な点が無く完璧で来て、
このメインの鴨。
なるほど。

鮮魚のポアレ アサリのジュを使ったサフランソース

メニュー
・3つの形で構成されたフォアグラ
・オマールエビのコンソメジュレとカリフラワーのブルーテ
 函館産ウニと温泉卵 キャヴィア添え
・ランド産 フレッシュフォアグラのソテー トリュフソース
・鮮魚のポアレ アサリのジュを使ったサフランソース
・グラニテ
・バリバリー種 幼鴨胸肉のノースと フォアグラ入りトリュフソース
・ガスコーニュ産洋梨を使った2層のテリーヌ

非常においしかったです。
ごちそうさまでした。
がんばります。