Possible Futures : Japanese postwar art and technology

かなり面白い作品あり。時間がある人は是非。
TokyoArtBeatで割引もあります。

まず入り口に藤幡正樹《脱着するリアリティ》”Removable Reality”
赤外線の指向性と透過性を利用したインタラクティブビジュアルサウンドアート。(命名)
プロジェクタで投影された画面に、4×6くらいの点と平面が表示され、
体験者は現実に存在するフロアに貼られた点の上をワイヤレスヘッドフォンを
して歩き回る。

画面上の点を四角い図形が通過したりすると、それに呼応した
フロアの点にいると音が発生する。結構面白い。
overthewaves.jpg
一番良いのは佐藤慶次郎の作品
最近見た中では群を抜いている。

磁力と振動によって棒に円筒形の何かが移動するという作品がいくつもあり、
かなり動きがそれぞれかなりユニーク。これらが74年の作品ということで驚く。
こればかりは実際見ないとわからない。全て岐阜県美術館蔵 ということなので
今度行ってみたい。ほかの作品もありそうだ。

gravicells.jpg
次は三上晴子+市川創太《gravicells[グラヴィセルズ]─重力と抵抗》
gravicells – gravity and resistance
かなり大掛かりな作品。プロジェクタでフロア投影された無数のラインが、
埋め込まれた質量検出装置によって波を発生させるものをメインとし、
高さ2mくらいの周囲を囲むLEDのバー、さらに状況を3Dで様々な角度から
表示するCGが大きく壁に投影されている。
フロアをあるくと波が発生する。

以前見た時間層とかほかにも2つくらいかなり良いものあり。
ここまでのヒットは久々。暇なら是非。