蘇州市内、無数に張り巡らされている水路の橋を渡り、
路地裏にまわってみた。
車が通れない狭い道で、幹線道路から1本入ると完全に
すぐに生活圏内に入る。
路地裏から見える家の縁側的な場所では、
左側の写真、麻雀をやっている人達、
右側の写真、洗濯桶で洗濯をする人。
井戸からバケツで水を汲み、複数で洗濯をする人達。
そして洗濯物は電線を含め、路地裏に干されている。
洗濯物に触ると感電しそうなので注意が必要だ。
道は袋小路だったりかなり入り組んでいて、
下手するとどこかの家の庭先に入ってしまう。
地元の人によれば古い建物は保護されているようで、
しかし道路、瓦、壁、あらゆるものが修復されているような状況だった。
つるはしで工事をしている。
意味は解読できなかったが、おそらく足つぼマッサージ店のようなものがある。
観光客あるいはビジネス滞在者向けの店がダウンタウンにあるが、
おそらくそこの1/10くらいの値段。
一番安いメニューは50円くらいだった。
なんだろう。爪切り、とかだったのかもしれない。
洗濯を井戸水で洗濯桶で行っている、ということは
洗濯機が無いという事と、上水道があまり発達していない
ということだろうとは思う。
行き止まりで引き返し30分くらい歩いてみて、
元の幹線道路に戻ると、車の行き交う様子は
日本との差をそれほど感じない。
しかし日本だとなかなか井戸で洗濯っていうのは見当たらない。
50年代にテレビ、洗濯機、冷蔵庫を三種の神器と呼んだが
今ここではそういう状態なのか?ちょっとわからない。