さて、メルーシンバロッジで目覚めご機嫌な朝食を食べた後、
10時半に迎えに来るウラサご一行を待つ。しかし来ない。
prucがトップアップしたGSM携帯で連絡するとあと5分で来るという。
結局30分くらい遅刻で到着。
その間に日焼け止め、虫除けを全身に塗りたくる。
何せマラリアが怖い。
pruc:【人名】プルック
prucの本名はホリウチ、である。
ある日山小屋でホリウチくんのデジカメの中身を
JankyのPCにバックアップ作業をしていた私(わたくし)inoxが
ホリウチ→ポリウチ→poriuchi
というフォルダ名を作るのが面倒だったため、
poriuchi略してpruc(ピーアールユーシー)というフォルダを作成した。
このフォルダ、後で何のフォルダか一瞬分からなくなるわけだが
読むとプルック、である。このようにしてホリウチくんのあだ名は
プルックとなったのである。
つまり正確にはこの時点ではプルックは
ホリウチ、であってまだプルックになっていないのだが、
便宜上プルックで話を進めることにする。
メルーシンバロッジからArushaの国立公園ゲートまでは本当に数分で、
ここで入場作業などをウラサ(=後に現地人にばれないよう、石塚さん
という符号で呼ばれることとなる。ウラサのファミリーネームがグラッドストーン
だったため。)が行う。
ポーターが持つ荷物の重量チェックなどがここで行われており、
欧米人の団体も到着していた。ちなみに心配性のジャンキーとmaruは
長袖長ズボンに砂利よけなどを装備していたがinoxはTシャツ+スニーカーソックス
というなめた格好で、それいいの的な視線を浴びていたのだが、
欧米人の団体の中に40を超えたと思われる男性で短パンにタンクトップ
という人物がおり、(彼はフレディと符号化されたわけだが)
フレディあんな格好だし全然Dジョビだよとinoxが弁明することになる。
しかしフレディと同じようにinoxDジョブと疑われ、結局意味無い。
Dジョビ:大丈夫→だいじょうび→Dジョビ
Dジョブ:大丈夫?→大ジョブ?→Dジョブ
ちなみにフレディ一行は別のルートを歩いたようでこの日、山小屋に
先に到着していた。
ごおgぇ先生におしえてもらったもん!
と叫ぶinox。inoxは事前にgoogleで調べていた写真で、
このルートは短パンでもおkだと言う結果を導き出していたのだった。
ごおgぇ先生:
googleが教えてくれたのこと。
googleとタイピングしてそのまま日本語変換してみよう。
ちなみに日本語発音するとゴーゴェっとなってしまい
吐きそうな印象を与えてしまう。
再度車に乗り、Momera Gateまで進む。車で30分ほどか、
シマウマやイノシシ、水牛?とその周りにいる白い鳥(共生しているようだ)
を見かける。途中乗っていたランクルがハイエース追い抜き時に
接触しかける。まじであぶない。
inoxは目撃できなかったのだが伝説の幻獣キリソがいたようだ。
キリソ:
キリンのこと。inoxがどうしても見たいと思っていた幻獣。
ンとソがうまく書けない人って大人になってもいる。実際。
たぶん書き順とかが間違っているのだ。
そんなこんなでMomera Gateに到着。ポーターに荷物を預ける。
1人15kgまでポーターが背負うのだが、僕らの荷物はそんなに重たくなく、
ザックと一緒にキャベツや卵などの食材、あるいは灯油、食器、
様々な道具を一緒くたにビニールの袋に入れられて一緒に運ばれることに
なっていた。
登山者名簿に名前を記入し、ガイドとレンジャーに挨拶して
歩き始める。予定よりかなり遅かったように記憶しているが定かではない。
モメラゲートから眺めたメルー。山頂は雲で見えない。
どんより曇ったデーゲーム。
まずは右側に疾走するイボイノシシの親子発見。
遠くには水牛も。
と思いきや登山道の右にいきなり水牛出現。逃げる。
ルートは2つあり、5,6時間かかるジャングルの中を通る方を選択。
それほど勾配もきつくないのだが3時間も歩いているとどんどん疲れてくる。
暑くなりみな上着を脱いでinox勝利宣言。
小川を超え、ジャングルを進む。
動物の糞がたくさん落ちている。
この大きいのは象のもの。水場と草のある場所を移動しているようだ。
途中で森が開けた場所があり、象を数匹見かける。
鹿や白黒の猿を横目に上り続け、
隊長がカメレオンを空腹のあまり食べそうになり、
慌てて全員で止める。
棘のある草に隊長が触れて毒にビビリまくり、
ペースが遅すぎて日が暮れる、という指摘をレンジャーに受け
後半はペースアップして歩き続けること4時間あまり、
開けた場所に到着。
休憩し歩き続けること1,2時間、急に平坦になったメルークレーター
を抜け、日が暮れる前に最初の山小屋Miriakamba Hutに到着。
結構疲れている。標高は2500m。
山小屋はソーラーパワーでランプの点灯をしており、
水も潤沢にある。2段ベッドが完備され作りもしっかりしている。
ここまでの道は特殊な車で来ることも出来るためか。
ポーター達は2,3時間しかかからないルートを選んで上ってくるとのことだった。
このとき既に到着していたと思う。
太陽が沈み始めた頃雲が無くなり、頂上が見えてくる。
この後食材が無くて借りた、とかコックが言っていた夕飯を食べる。
ここでもズッキーニスープが出たがおいしかった。
食器は金属製、おそらくステンレスか。さほどきれいな感じはしない。
コップは計量カップ。
大学の教授にもらったチタンのコップを使うことにする。
ミロを飲み、信じられないくらいゼリー状の人工的な色のケチャップを使う。
DSをやって就寝。