ruined building 1 砂上の廃墟1

Yantai ruined building
この廃墟を初めて見たのは2年前位になるかも知れない
その時1,2年前くらいから建設が止まっている、と
聞いていたので建設が止まってから
3,4年くらい経過しているのかも知れない。

いずれにせよずいぶん前から気になっていた。
護岸の内側の砂浜に建っているという
ちょっと考えがたい高層マンション。

歩いて行ける距離ではなかったのだが
とにかくとても気になっていたので
マウンテンバイクをレンタルして、
砂浜のサイクリングがてら向かってみた。

ちょっと雨が降りそうな雲行きだったので急ぐ。
砂浜は割と固いのだがやっぱり自転車には向かない。
当たり前だけど。

写真で見ると巨大な一棟に見えるが、
近づいて角度が変わってくると
複数の建物の重なりであることがわかる。

すぐ近くの海岸ではバーベキューをしている家族、
潮干狩りをしている家族、それと何か魚や貝を捕っている
漁師の人達がいる。

Yantai ruined building Yantai ruined building

建物の周辺だけ、護岸と同じ高さまで砂浜の砂が盛られていて、
建設現場を覆っていたであろう壁は途中で無くなり、
周辺には簡単に入ることが出来る。

盛られている砂による傾斜を苦労してマウンテンバイクで上がると、
コンクリートで固められた地面になる。
どうやら漁の道具置き場になっているようで
敷地内には浮きやボート、
よく分からないものが散乱している。

Yantai ruined building

全部で4棟?3棟だったか、
まず最初に目に入ったのは基礎部分が露呈し
水に埋まっている様子だ。これはすごい。
そりゃそうだろう。砂浜で穴を掘ったら水が出てくる。
こんなの小学生でも砂浜で遊んでいたら知ってる。

地下部分が見えて、
ぽっかりと暗闇が見えるのがかなり不気味。
自転車に乗りながらふらふらとしていると、
もう1棟の入り口付近でエンジンをかけて
何か作業している漁師が一人いる。
こちらの事は気にしていないようだ。

Yantai ruined building

抜けたのか、何か作る途中だったのか分からないが自分が今
立っている地面の下にも暗渠があることが
ぽっかりとした穴から見える。ちょっとぞわっとする。

少し進むと網のようなものはが大量に置いてある。
捨ててあるのか、置いてあるのか分からないが
鱗のようで少し得体が知れなく、
真っ暗な穴ばかりを見せる建物と共に見ていると
ぞわっとする。

複数の小さな四角いコンクリートの壁があるが、
周囲を回っても出入り口は無く
何のための壁なのか分からない。

Yantai ruined building