everyday scrap 01

 昨日の日経かな?たぶん夕刊。世界の中心で愛を叫ぶ
ヒットさせた営業マンの話が一面に載ってました。ジェネレーションY
って題。Youngですね。Yは。25歳の営業で、もともと編集希望
だったけど、めげずにみたいな話。小学館(だったと思う)の売れていない
在庫を読みあさり、「これならいける」と思ったのがセカチューだったようです。

 その理由は、「CDのようなジャケットと、その題名」だったみたいで、
今のビジュアル世代には流行ると。やりますね。

 僕は結構小説を読みますが、このセカチューはとりたてて、すごく
面白いとは思いませんでした。だから悪いけど、普段あまり本を読まない
人がメディアにあおられて読んでみたら割とおもしろかった、みたいなノリで
映画化でってそのスパイラルでじゃんじゃん売れてるんだろうな、と。

 でもなぜ「メディアで取り上げられたのか」という事には全然
興味を持っていなくて、こんな営業の人が「一週間でいいから
店頭に置かせてくれ」とか頼んで流行ったっていうのは割と驚きでした。
なるほど。と。何にせよ物事には、はじまりがあるわけですね。
Everything that has a beginning, has an end.
マトリックスでオラクルのセリフですね。逆なんですけどね。実際。

 自分が面白いと感じた小説は、おおまかに2つに分けられます。
一つは、映画化したらおもしろいだろうなというのと、もう一つは、
映画化したら何かが取り返しのつかないほど損なわれるなというもの。
前者は具体的に言えば宮部みゆきだったり、ハリーポッター(9月発売だね!)
だったりします。
後者は村上春樹。VisualとSpiritualですね。

 自分が面白いと感じでも、後者のジャンルだと全然おもしろくない
と感じる人がいます。そういう意味ではセカチューは後者かなと思って
いたんですが、ぶっちゃけそんなに印象に残らなかったのでVisualだったのか、
それともSpiritualな部分を今のテレビ番組や映画っていうのは非常にうまく
Visualに表現できるのか、そこらへんはテレビをあまりに見ないのでよく
わかりません。

 いずれにせよ本を読むきっかけが出来たのならいいねって話です。

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 そういえば本棚がやっと来ました。CDも入るしなかなか。