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06ethiopia: relay, delay, stay, pray

キリマンジャロ国際空港からエチオピアのアディスアベバまで、
フライトは順調。アディスアベバの現地時間は22時頃、着陸する。
夜の空港。なかなか素敵だ。

バスで空港まで行くと、乗り継ぐ便がどうやら遅れているよう。
なにやらアナウンスがあり、みんなが航空券を見せている。
並んでいるのでみんなで適当にぼんやりしている。
隊長は風邪を引いてぐったりしている。

スワヒリ語の文字が面白い。以前のエントリーに書いた

並んでいる場所の人がはけてから航空券を見せると、
チケットをもらう。次の便が遅れているので飯がただで食べられるようだ。

以前も書いたのだがここアディスアベバはアフリカのハブ空港で、
世界各地から来た飛行機→アフリカ各地への飛行機が行き来しており、
お互いにどれかが遅れるとどれかが遅れる、という事が良く起こる。

行き先掲示板を見るとありとあらゆる方面への飛行機がDelayしている。

23:40分発予定だったバンコク行きは、2:40分。3時間の遅れだ。
空港は体育館のような物で、そこに4時間ほどいなくてはならない。
隊長は熱で寒いと言うしまったく、困った感じだ。

エチオピア航空のラウンジでおしゃれな毛布をもらって
隊長に渡す。

行きで自分が風邪を引いていて全く見なかった空港内を散歩していると
prayer’s roomがある。アラーへの祈りを捧げる人たちのための部屋だ。
男女別になっている。これはなんだっけ、最近見た映画であったな。

一通り全ての土産物屋をみるのに30分ほど、
1/3くらいは店じまいしているが2時まであいているとはすごい。

持ってきた村上春樹/海辺のカフカを読み始める。

2時頃隊長とプルックを起こし、何ご飯だか分からないご飯を食べる。
出発するタイミングで上巻を読み終わる。

バンコクでの滞在時間が3時間減っちゃったじゃないか、と言いながら、
バンコクへ。

エチオピアは空港から見ただけの国だ。

これで今回の旅行の全日程を書き終わった。
読むだけで30分くらいかかるんじゃないだろうか。
おつかれ。

時系列的には次はこれ。
http://www.j-love.info/ino/archives/20060928_06thailand_bangkok_arrival.html

最初から読みたい場合はこれ
http://www.j-love.info/ino/archives/20060910_06tanzania_nrt-bkk-add-jro.html

06tanzania: Arusha – JRO 4thdday 03

5分、10分、15分と時間だけが過ぎる。
ドライバーとガイドはレストランの中に消えたまま、
僕らは5人車の中に取り残される。

tanzania_JRO.jpg

ジャンキーが不安のあまり時間を気にし出す。問題ない。空港まではそれほど
遠くないし飛行機は18時。まだ4時間かそれ以上あった。
「オレがやばいと思ったときはホントにやばい!」
と繰り返すジャンキー。しびれを切らしたわたくしinoxは
クラクションならそうぜみんなで車揺らそうぜと
数々の提案をするがみんなが却下。

奇妙な緊張の中、入ってくる車や人、レストランの中の場違いな欧米人を
観察したりしていると、するするとスモークを貼ったトヨタのクラウンが。
ここアフリカで最上級の高級車である。
やっぱこの店おかしいよ。違うよ。とかみんなで話しているとなんと
降りてきたのはウラサ。おまえか。おまえでしたか。そうですか。

ウラサが掲げたランチボックスは見るも粗末。
車で受け取り、なおもレストランで食べてけというウラサを丁重に
お断りし、日本語で良いから感想くれ、というウラサがめんどくさいので
感想を書く。辛辣に。

みたらみんなお人好しな感想かいてんじゃねえか!
まあいいとして、明らかに不機嫌になったドライバーと共にキリマンジャロ国際空港へ。

tanzania_JRO.jpg

空港は日本で例えれば、バスターミナル程度の大きさしかない。
早く到着しすぎて中に入れず、ネットカフェで20分。
おみやげ屋を発見しアフリカぽい木彫りのナイフ&フォークを購入。

tanzania_JRO.jpg

だらだらとDSでマリオカートを対戦した後、ようやく空港の中に入れる。
入ったところでだらけていたテキトゥメンバーは蚊に刺される。
inoxは3カ所ほど。このとき預け荷物の重量計にinoxは乗ってみたのだが、
洋服その他込み、コミコミで52kgだった。まあ通常だ。

コーヒー豆などのおみやげを免税店(といっても本当に屋台みたいなものだ)
で見てから、GATE4が搭乗口。

kilimanjaro int'l airport

でも、GATE1というドアのとなりはGATE2で、もちろんGATE4はGATE3の
となりで、なんていうか別にどこのGATEで出ようが空港の滑走路に
出るだけ。でタラップで飛行機に登る。

737

ということでようやっと帰路に就く。さようならタンザニア。
もう来ないかも知れないな。
まずはエチオピアのアディスアベバまでのフライト。

06tanzania: Momera gate – Arusha 4thdday 02

Mt.Meruから下山した僕らはガイドとレンジャーにチップを支払った。
タンザニアの国立公園に入るには必ずレンジャーを雇う必要がある。
これは危険な動物から観光客を守るためでもあるし、(実際レンジャーは
銃を持っている。)観光客から自然を守るためでもある。

tanzania_JRO.jpg
初日に泊まった山小屋・ミリアカンバハットの由来であるミリアカンバを示す
レンジャーのリキ。

彼らには当然Feeが支払われていたわけだが、3泊4日間色々世話して
もらったのだからチップは当然支払って良いものなのだが
特にガイドがたくさんくれオーラを初日から発しておりほとほと疲れ果てた。

そもそもガイドは適当で、レンジャーはきちんと働いてくれたので
チップに差をつけたかったのだが、
うだうだ言われても嫌なので当初考えていたより多めにチップをガイドにも
渡すと、小躍りである。完璧に多すぎた。これも失敗。

tanzania_JRO.jpg
ちなみにこれは登山証明書をくれたときの封筒。

さて、まだ昼になる前に下山が完了した僕らは、最終的にはその日の
18時にキリマンジャロ国際空港を出てバンコクに向かう。
3日間で体中のありとあらゆる場所に細かい砂が入り込み、
当然のようにザックと持ち物も砂っぽい。そしてポーターが担いでくれた
荷物はかなりきつい体臭を吸収してしまっている。

当初ウラサの用意した場所でシャワーとランチボックスをもらう予定だったが
(これに先払いで30ドル払ってしまったのは完全に僕らの失敗だった)
登山前日に宿泊したmeruシンバロッジが非常に親切丁寧で
無料でシャワーを使わせてくれる、とのことだったので
下山口からすぐということもあり、そこに寄ることにした。

このことはガイドを通してウラサに登山2日目に携帯で連絡してもらっていたはず
だったのだが、この日現われた運転手は全くそのことを知らされておらず、
Arushaの街に行く予定で、しかもランチボックスもどこか「良いレストラン」
を予約したという。

明らかにそのレストランはぼったくりだし、いらねーからランチボックスにしろ
と車中でも何度か言う。
レストラン予約しちゃったんだったらそこで出す予定のメシを箱に入れろ馬鹿
という。いや馬鹿まで言ってないけどね。

国立公園入り口付近にたくさんのキリンがいて、休んでいる。
相当近い。キリンというのは本当に、不思議な動物だ。

jambo twiga

なんとかシンバロッジに到着するも、まだなんか言ってるので
俺らシャワー浴びるからその間になんとかしろよアホが。
いやアホは言ってないけど相当きつく言ってみた。

3日間髪も洗わずにいたのでシャワーでかなり生き返る。

その後Arushaに行くとまだわめくので、いや、ランチボックスもってこいよ
という話になるが結局行かないとだめということになる。
Arushaは初日の体験でもう、まじで、行きたくないのである
ろくなもんないし。

Arushaいきたくねーんだよ、と言うといやArushaの手前だ、とか言うのだが
同じ事なのである。ともかく連れて行かれる。

そして、その「良いレストラン」に結局入る。
これは隊長から聞いたのだが、登山後こういったレストランに入り
ガイドに登山者がおごる、みたいなのが習慣化しているらしい。
別におごってもたいした金額にならないだろうからいいのだが、
そうならそうと言え。そこまでしてどうして連れてくる。あほか。

そしてそのレストランも、周りの一般人?が入れないよう
鉄の柵で覆われた場所。当然柵で覆っていても
駐車場は赤土だし非常にみすぼらしいのだが、
明らかに差別的な場所なのである。

tanzania_JRO.jpg

到着すると運転手は降りろ、と言う。着いてきていたガイドも降りて、
一緒に行こうと言う。
おまえ馬鹿か。ランチボックスもってこい。聞いてなかったのかアホが
と言うと、(いや、馬鹿とアホは言ってない)
チップをもらってあれだけ喜んでいたためか、ガイドが
困った顔をする。若いのだが明らかに運転手の方が位が上
(ウラサ直属)なので、運転手の手前どういう態度をとったらよいのか
迷っている感じだ。

ともかくランチボックス持ってこい、と言うとレストランの中に運転手と消える。

06tanzania: teki.to party da yo

そういえばまた色々思い出してきた。

・だいたい友達編
バンコクからのフライトですっかり風邪を引いた
inoxだったが、アディスアベバの空港で次のフライトを
待っている間に寒いんだYO ねもいんだYO
フライトディレイかYO とかYOを連発していると、
後ろに座っていた黒人がYO!と呼応。
セッションが始まる予感。と思いきや
やべ、もしかしてコレスラングのたぐいで
危険かもしれねえYO!

ということでアフリカ大陸でYOを連発するのを自粛。

・エチオピア航空に乗ればみんな兄弟
普通あれだ、飲み物とかフライトアテンダントが聞くときは
What would you like to drink, sir?
とかじゃない?
ところがエチオピア航空の場合は
What would you like to drink, my brother?
である。YOブラザー的なノリ。すJ。
gingerale plz. と答えると、がさごそやった後、無い。知ってた。
(もちろん出てくるときもあった。)
ちなみに後ろの席の女性には当然
What would you like to drink, my sister?
だった。YO.超クール!

・テーヌー
様々な動物に会えたのだが、代表的な動物の1つ、
テーヌーにだけは会えなかった。
ちなみにテーヌーとは、時速100km近い速度で
獲物を追う野生のハンターである。

ngorongoroクレーター探索中にinox a.k.aことばクリエイターことinoxが
キリンのことをキリソ、ライオンの事をライオソ、
ゾウのことをゾソ、と連発している間に、
そういえばチーターいるかな
チーター、
テーター、うーんちょっと語感が
チーヌー、お、いいかも。
テーヌー!!!!やBぴったりだ
そういえばテーヌーいないねぇテーヌー、ということで
チーターの事だった!!!超クール!

ちょっと待ってゾソっておかしいよね?

tanzania_1384.jpg
クレーターサファリ中。キリマンジャロウォーター

・豆知識: a.k.aとは
as known as = 何々として知られている、という意味

・teki.toの歌(ドスナギ先生からのリクエストにより掲載)
旅行中にinox a.k.a.リズムマスターことinoxが
超クール!ということで作り出したラップ。
プルック担当のテキドットトゥ x 4
テキテキテキテキ☆ドットトゥ
に続いて
あれもテキトゥ
これもテキトゥ
きみもテキトゥ
おれもテキトゥ
テキテキテキ☆
テキテキテキ☆
テキテキテキテキ☆ドットトゥ
をメインとする頭の中で超ループ☆サウンド。超クール!

ジャンキーa.k.aまさCがナニソレいつ作ったのすごくね?
とコメントしプルックがノリノリだったことは言うまでもない。
しかしプルックは最後まで自分のパートをマスターすることが出来ず。
手間をかけさせる子だった。

ちなみにテキトゥの部分をプルックに変えるとなんと!
プルックの歌になるのだ!!!超クール!びびる!
きみもプルック?
俺もプルック!
みんなプルック!

ちなみにteki.toというドメインを取得済み。
あ、やべジャンキーに125ドル払ってない。

・リコンファームの危機
(注:リコンファームとは
 旅慣れている人ならご存じだろうがなぜか
 飛行機の帰りの便の搭乗の再確認が必要で、再確認を
 英語でリコンファームと言う。
 これをしないと予約が取消される航空会社がある。
 金払ってるのになJという疑問は受け入れられないのだ!)

実はタンザニアに着いた時、すぐに帰りの便をリコンファームする
という役目をMaruが担っていたのだが、空港に石塚さんakaウラサが
いない事で焦ったteki.toメンバーはその事をすっかり忘れていた。

出し抜けにmaruが思い出したのが2日目、ngorongoroクレーターから
Arushaへの車中で、やべ、リコンファーム忘れてた!!
と叫ぶ。あぶねえ。そのまま忘れていたら帰れないところだった。
しかしリコンファームはエチオピア航空にしなくてはならず、ここは
タンザニア。とりあえず分かるのはエチオピアの窓口で
国際電話が必要である。プルックの携帯にはそこまでの料金はチャージ
されていない。国内のエチオピア航空窓口を運転手に聞いたりするが当然知らない。

ということで、また忘れてしまわないようにinox a.k.a しっかり者が
全員にreconfirmと書いた紙を、これを持っているように、と手渡す。
仕事で毎日のようにメールでplease confirmと書いている
inox a.k.aグローバルサラリーマンにはこれくらいお手の物だ!!
お茶の子さいさいだ!へそで茶をわかすようなもんだ!!

とりあえず紙を全員に渡すことで、また忘れても
どこかのタイミングで引っ張り出して あれ、やべ、リコンファーム
しないと!と思うだろうというもくろみだ。

ちなみに臍で茶をわかす、というのはおかしくてたまらない様子なので
全然意味が違うから注意が必要だ!

ふと思いついたinox、全員に紙を渡してから自分も同じものを
書きかけ、隣のジャンキーまさCに
ごめんその紙これと交換して、と紙をそっと手渡そうとする。

J 「ちょwww」

突如狭い車内にこだまするジャンキーakaまさ子の声。
J 「ちょっと!!!!わたしのどこがわるかったっていうのよ!!!!
  こんなもの受け取れないわよ!!」

ずっと寡黙だった運転手が驚いて動揺して驚く。
そう。reconfirmと書いていたinoxは最後にめんどくなって、
自分の紙にカタカナでリコ、と書き始めたのだが、
ふとリコン、で止めてその紙をジャンキーに渡してみたのだった!!

「リコン」

I 「でも、もう一緒にやっていける自信がないんだまさ子!!!」
J 「みとめないわよ!!!」
 無理矢理紙をこちらの手にねじ込もうとするジャンキー。
J 「他に女ができたのね!!!ムキィーーーー」
I 「ばかやろう!!つべこべ言うな!ビシィィィイイイイ」
J 「ブシューーーーー」
運転手のレイモンドは明らかにこいつらけんかしてる、と思っている。

ということで無事リコンファームは成立。
無事に帰ってこられたのであった。超クール!

めでたしめでたし。

06tanzania: Mt.Meru climbing 4thdday 01 タンザニア メルー登山 4日目

mtmerutrekk_height4.jpg
ちなみにこれが今回の登山の行程ログ。
ちょっと高度が間違っているが直すのがめんどいのでそのままでw

Momeraゲートからミリアカンバハットまで2つの行程が記録されているが、
登りが時間のかかる道、帰りが直線に近い方の道を通った。

さて、目覚めて朝食を食べるとその席で
案内人がさっそくチップのことをどうこう言ってくる。
タンザニアなど、日本からアフリカ諸国の旅行者は
当然少ないので地球の歩き方などはあまり参考にならない。
(買ってないからよく知らないが)
口コミ情報も偏りすぎているし、情報が正しいのか誤っているのか
わからないためだ。物価に関する情報なども非常に少なく、
結局のところほとんど何も分かっていないのと同じ状況だ。

隊長が持っていたLonely Planet(有名なガイドブック)によれば
チップの額はポーター1人5ドル、
地球の歩き方は25ドル、とかである。
ポーターだけで7人いるわけで、7倍したらどんだけ違うんだ、って話。

結局地球の歩き方はぼられた日本人が載せた額なんだろ、とかいう結論になって
1人5ドルとする。実はこのチップには結構前から悩ませられていて、
というのも案内人がMaruなどに「チップ用意できてるんだろうな」的な
プレッシャーを初日からかけていたような節があったためだ。

最後まで荷物を運んでもらう前にポーターにチップを渡し、
万が一モチベーションが下がった状態で運んでもらうのは
抵抗があったが案内人は「ポーターは下で解散しちゃうから
チップ渡せない可能性があるから渡しておけ」と言うのである。
まったくなんなんだ、という感じではあるが結局渡す。

1人5ドル。
ポーター達は特に何も言わないし、それでお開きになる。

ちなみにここまでの行程で、ンゴロンゴロクレーターも含め
キリンを見ていなかったinoxは、何度か案内人と仕事人に
キリン見たいんだよ~なんとかしてよ~と話していた。
運が良ければ見られるよ、という話だったが何せあいては野生の動物である。
そんな簡単に遭遇できないのはこちらだって分かっている。登山道だって
一度降り始めてしまえば違う道を選べるわけでもないのでそれはもう
本当に確率の問題だ。

3日目の高速下山でかなり膝に負担がかかっており歩くのが少し疲れるが、
それでも良いペースで降り始める。

tanzania_1384.jpg

ジャングルを抜けると所々草原のような場所を通過していく。

tanzania_1384.jpg

1時間ほど降りたところだろうか、開けた場所で先を歩いている案内人が
ジュラフ!!!という。キリンだ。キリソだ。

キリンは2時の方向にいて、距離は200m~300mほどだろうか。
肉眼では確認できるが3倍ズームしかないデジカメでは
撮影してもほとんど認識できないレベルの距離である。
キリンという動物は、他のどんな動物に比べても実際に見るとかなり
不思議な動物である。本当に現実的でない。

かなり遠くから見ていたのだが、2時の方向から12時の方向に歩き、
そのまま森の中に入ってしまった。ウワーソザンネソ。となったのだが、

その後歩き続けるとなんと目の前に現われた。
森を抜けて、草原を12時の方向から10時の方向に向かって歩いている。
これはもう衝撃である。細長い足がふらりふらりと揺れて、
わざとこちらにその姿を見せびらかしているように歩いている。

距離は50mから30mほどか。
視界の真ん中で数秒停止し、こちらを見る。何事も無かったかのように
歩き出し再びちらりとこちらを見た後、下の方の草原を確認して森に消えた。
神秘的光景。さすがタンザニアである。


動画はこちらをみた後に撮影した。

この後干上がって沼のようになった小さな池の脇を抜け、
下方に草原を見ながらどんどん下山する。視界はほとんど開けており
登りの登山道とはだいぶ異なる。

tanzania_1384.jpg

草原には何匹かのキリンが確認できる。遠くから2匹で遊んでいるキリンや
カップルのキリンが。

tanzania_1384.jpg

すこし勾配のきつい道を右手に降りると滝がある。
この滝壺の高さが先ほど見ていた草原と同じ高さにあり、
滝そのものの高さは28m、と言っていただろうか。
勾配のきつい坂道でほぼ一気にその高さを降りてきたことになる。

tanzania_1384.jpg

ここからは草原を歩く。キリンがかなり近くにいる。
途中でキリンの首の骨を拾う。

tanzania_1384.jpg

10分か20分ほどキリンを見て、
歩いて10分もたたずにMomeraゲート到着。
お疲れ様。

さてここでレンジャーと案内人、コックへのチップ。
めんどいので省く。

06tanzania: Mt.Meru climbing another view point

ここまで書いてきて重要なことを忘れていることに気づいた。

例えば2日目だ。
昼食を取るために休憩したちょっとした開けた芝生のような
空間での出来事だ。高度は既に3000mを超えており、
マラリアを媒介する蚊の心配も無くなったためinoxは
タンクトップになり、かつ靴も脱ぎ、靴下も脱いだ状態で
パンを食べていた。

すると左足、小指からかかとのちょうど中間地点当たりに
鋭い痛みが走る!!!
やB!!と思って足を上げるとなんか見たこともない黒い虫が
かみついている!!!

なめてもらっては困るので一応言っておくが小学校の時は
虫博士である。虫には詳しい。が!見たこともない虫がかみついている!!!
うわ やB
と思って足を振ったのだがそれでもかみついている!!

inoxの攻撃!!!
バシ!

ということでやっとのことで虫を払ったのだが、
心配なのでガイドにこんな虫が噛みついたんだけど
と虫のイラストまで描いて Dジョビ と聞く。
しかしわからず。レンジャーとなにやらスワヒリ語で話し合っている。

結論は

scorpion.

   ・え・

ぇ…………
タタタタタタ

思考回路が拒絶反応をコンマ3秒くらい示したわけだが
スコーピオンてサソリ座じゃん

サソリじゃん。

Don’t worry. no poison

あ、毒ないんだ~よかった~~

そうこうしているうちに左足にこのとき紛れもないシビレを感じる。

虫に噛まれてしびれたのは生涯初である。やB
毒無いのにしびれんのかよ!! アリエンコフだろ

衛生兵!!!衛生兵!!!

プルック登場である。

#プルックは薬剤師の息子なので今回の旅行では大量の薬を持ち込んでいた。

虫さされ
と書かれた見たことのない軟膏を塗り込んで
直った風を決め込む。毒無いし。

いや痺れてる。ホントに痺れてる。右膝下あたりまで。

ということで無事帰ってきましたよ。日本に。
サソリ編は いじょ。

06tanzania: Mt.Meru climbing 3rdday 02

天気は良く、登ってきた稜線を見ることが出来る。
山小屋がある方向はかなり遠く、これだけの距離をまた降りなければならないのかと
少しうんざりする。

DSC01322
雲の上の稜線を下る

岩だらけの山肌を抜けると、
砂地になり、そしてまたいくつかの崖を超える。
ライノポイントまではまだまだ遠い。

途中振り返ってみると真夜中に上った道が見える。
road to the top

頂上を見るといくつかのダミー頂上も。
その下にはクレーターも見える。
mt.meru

下りはいいペースで歩けるのだがいったん登りが入るとかなりきつい。
ガイドとmaruは全く後ろを気にせず歩いていき、限界のジャンキーがペースダウン。
大きく差が広がる。ガイドとmaruは十分休憩するがジャンキーが到着して
すぐ出発、という休憩の仕方も何度か続きガイドを制止させる。まったくなっていない。

途中で結局きちんとした名前を聞いていなかったレンジャーと、
ついてきたポーターの名前を聞く。ついでにメモ帳に書いてもらう。
ポーターはメールアドレスも教えてくれる。
写真送るよ、とか言ってみんなにこにこしている。

ところが数分後、レンジャーがガイドに言ったのか、
突然ガイドが深刻そうな顔をして僕らに話しかけてくる。

「あのポーターはウラサから注意しろって言われてるんだ
あいつは盗人だ。だから山小屋に残さないで連れてきたんだ
オレがボスだ。あいつは盗人だからメールを教えたりするのは良くない」

みんな疲れていてかつ事情が分かっていないのでガイドの言う意味が
聞き取れていない。??という顔をしているみんなを諦め
「日本語でみんなに伝えてくれ」と言ってくる。

ちなみにこのポーターはエリィーと言って一番陽気で、
食事の準備などをしてくれたポーターだった。その彼に対して
いきなりこれである。正直uzai。

おそらくメールアドレスを教えたことで自分たちの知らないところで
取引されては困るからというのが理由だと思われたが、とにかく
そんなことを高度4000mで疲れ切っているときに言わなくてもいいじゃないか
だいたいおまえ全然パーティの疲れ具合とか考えずに1人で
荷物持たせて下山してるじゃねえかあほが、ということで
ガイドを案内人、レンジャーを仕事人、ウラサを石塚という符号を使い
彼らに分からないようにまあこんなこと言ってるけど、しかと
という感じでみんなに伝える。なんというか気分の悪い体験だ。

ライノポイントまでは登りで、なんとかライノポイントまでようやく到着する。

tanzania_1384.jpg

そこからは若干岩肌を降りた後、ジグザグの道をひたすら降りる。
さすがに暑くなってくる。
砂が舞い、あらゆる物が乾燥する。

再び山小屋に着いたのは 時。

tanzania_1384.jpg

疲れ切るが昼ご飯を食べ、ポーターに預ける荷物を整理し
45分ほど眠る。

それからさらに下の山小屋まで降りなければならない。
3時間かかる、と言われる。正直膝にかなりの負担がかかっている。

持ってきたザックがあまり大きくなかったため、汚れ物などでふくらんだ荷物が
55リットルザックに入りきらず、自分で持つ方の30リットルザックもほとんど
満杯の状態で降り始める。
ガイドは先に降りてしまったのかいない。

レンジャーはとても良い感じの人なので安心だ。
行きにもあったポーターがショートカットしたコースを何度も通ったり、
靴紐を結んでいるレンジャーを置き去りにして相当早く降りたりしていたせいか
レンジャーが途中からこいつら結構早く降りられるな、と判断する。

下山スピードが上がり、途中1度立ちながら休憩したのみで
なんと1時間半で山小屋に到着する。足は疲れ切っている。

夕飯を食べてDSをやって、チップ会議をした後DSをやって眠る。

くそ、ところでオレはいつまでタンザニア日記かいてればいいんだ?
まだまだおわんねーぜ???

06tanzania: Mt.Meru climbing 3rdday 01 tanzania, Mt.Meru, climbing, kilimanjaro

ちなみに持って行った寝袋は5℃まで
対応のものだったが十分だった。比較的快適に眠れる。
ついでに、
ポーターに持ってもらったザックはKarrimorのクーガー40-55で
若干容量不足気味だった。自分が背負っていたのは30リットルのもので、
この日はペットボトルとおやつくらいしか搭載しなかった。

微妙に気分が悪く全く眠れないこと2時間余り、ようやく眠れたと思ったところで
夜中の12時、まだ起きるまで1時間あったのだが、山小屋に泊まっている
別のグループが12時?1時?出発だったのか起き出して非常にうるさい
起きてしまい全く眠れずかなり眠い。

仕方なく起きて長袖にセーター、スノボウェアを着込む。
下もスノボウェア。

tanzania_1384.jpg

眠い中ポーターのエリーとガイド、レンジャーが起きてきて
コーヒーだけ飲む。用意がちょっと悪い。他のグループは軽く食べていた気がする。
まああまり食欲は無いわけだけど。1:30出発予定だったか。
忘れたが出発したのは1:45分頃。

外に出ると満月で、ヘッドライトはいらないくらいの明るさ。
ガイドはライトをつけずに出発した。
ウェアを着ているため特に寒いこともなく、歩いても暑くなるわけでもない。

前日の道で砂埃が激しかったためタオルを口に巻いて歩き出す。
1列になり一番後ろ。

まだ背丈以上の木が生えている砂の道をジグザグに、ゆっくりのぼっていく。
端から見ると相当ゆっくり(スワヒリ語でポレポレ)なのだが、3500mを超えているため
空気はかなり薄く急ごうと思っても急げない。

前の人が巻き上げる砂埃がヘッドライトに反射する。
やがて木がなくなり、周りが石になってきた頃、2番目のジャンキーのペースが鈍ってくる。
歩いている道が石になったり、砂になったりした後平らな場所に出る。

tanzania_1384.jpg

ここはライノポイントで標高は3800m。
この時点で3:15。既に1時間30分歩いたことになる。
山頂の標高は4500mで、高度にして登ったのはたった300m、残り800mもある。
まだまだかなりある。

ライノポイントからは若干下りで、稜線をちょっと反らした位置に登山道がついている。
稜線だと風が強すぎるのだろう。
一部ほぼ稜線の岩石地帯を通り、相当怖い。

ところどころ砂地の登山道がとぎれて完全な岩場になる。
月明かりとヘッドライトで進むのだが高度も上がっており
時間もかかる。

これは前もって分かっていたのだが、Meruの山頂は稜線に沿って登っていくと
いくつも上り下りがある。登り切ったところで毎回もしかしてこれが頂上か?と
思うのだが頂上は毎回遙か遠くで、暗闇で視界も無い中、何度もだまされる。

キリマンジャロの影が月で見分けられる。

3つめくらいのダミー頂上で「まだ2時間かかるよ」と言われ
なんじゃそりゃ、という感じになる。
とても眠いし歩みはゆっくりなので歩きながら何度か眠りに落ちる。

DSC1226
歩き続けて3時間、6時頃。
やがて空が遠くの方から黒から紺色に変わってくる。

DSC01227 DSC01222
水平線は薄いオレンジになり、背後の空はこれまでに
見たこともないような色に変わっていく。
うっすらと山の影が空に映る。

moon set
満月が水平線にゆっくりと落ちていき、
やがて雲海がくっきりと見えてくる。

DSC01225 DSC01226

ほぼ稜線を歩いているので視界は良好で、全てがクリアになってくる。

DSC01224

日が登ったのは6:25。西側斜面にいたため稜線まで駆け上がり
日の出を見る。高度は4000mを超えている。

sunrise

とても寒く鼻水が出る。

sunrise

日が昇ると暖かくなり、それでもウェアを着ていて暑いと感じるほどではない。
はっきりと山頂が目視できるようになったが肉眼でもかなり遠い。
20分ほど登ると、山頂でご日の出を見てきたグループが降りてくる。
かなり年配の人もいる。

登るのがかなり厳しくなった人たちが脱落し、あるいは
ポーターに全ての荷物を持ってもらい手を繋いで登っている。
ジャンキーとプルックがかなりきつそうだが、みな自分の足で
登り続ける。

登ることさらに30分、西側の山肌を登るため太陽は見えず、
山の影が背後に見える。ついに山頂の旗が見える。
旗が見えてからも高度にして50mほどあっただろうか?
そんなになかったかもしれない。旗が見えてからの
一歩一歩がなかなか進まない。高度は4500mを超えている。
山頂に到着したのは7:40。

top of Mt.Meru

比較的余裕のある隊長、inox、maruがジャンキーとプルックの到着を待つ。
かなり空腹だったためカロリーメイトを食べるが、到着したジャンキーは
水くらいしか口が受け付けない。
5人全員が登頂名簿に名前を書き、記念撮影。

Mt.meru peak 4,566m

キリマンジャロの影が伸び、空が真っ青になっている。
雲海はメルーの麓を覆っており下界は何も見えない。
近くを鳥が飛んでいる。山頂にもかかわらず高山植物が何とか生き延びて、
小さな花を咲かせている。

kilimanjaro

4560mを登ったという感慨はさほど感じない。こんなものか、という程度。
つねに開けた視界を見ながら登ってきたからかもしれない。

shadow of mt.meru

眺めも良かったしもう少し山頂で休憩していたかったのだが
8時少し前、maruがガイドと共に下山しはじめる。
ジャンキーも高度に耐えられず下山。隊長とinoxのみ少しだけ余計に
そこに留まる。8時ジャスト、下山開始。

06tanzania: Mt.Meru climbing 2ndday

登山2日目はLittle Meruまで登るプラン。
日の出と共に目覚める。
山小屋の裏手に回ると雲の間から日が昇っており
キリマンジャロがうっすらと見える。

夜の間冷えて雲の高度が下がり、Meruの頂上がハッキリと見える。

朝ご飯を食べて山小屋・Miriakamba hutを出る。
ミリアカンバというのは木の名前で、レンジャーが紹介してくれる。
特に印象に残らない木なのだが、隊長が「日本で言うシラカンバ」
とかとやたら名前が似てるな、とボソリ。なるほど。さすが隊長である。

少し坂を下り、遠くに鹿が見える。道は整備されていて
階段状に木が組んであるため歩きやすい。既に高度は2500mを超えているが
森林限界にはほど遠く、ジャングルの中を歩き続ける。

程なくして階段が終わり(高度にして300mほどは登ったか)
くねくねと登り続ける乾いた道になる。
所々、ポーター達がショートカットして直線に登った道がある。

砂は黄土色で、前の人が巻き上げるため体中に入り込んでくる。
なかなか過酷な環境だ。
既に雲のは下で、木々の間から太陽が照りつける。

時々頂上が見える。
後ろを振り向くとジャングルの間からキリマンジャロが見える。
半分ほどの行程で開けた場所に到着する。

比較的単調な登りを登り続け、5,6時間でサドルハットに到着。
高度は3500m。
saddle hut 3,500m

部屋を確保し荷物を最小限にした後、
サドルハットを背にして右手方向のLittle Meruの頂上まで
自分たちだけで登る。

ええーあそこ登るの~~というくらい高いのだが、
1,2時間で頂上に到着。標高は富士山を越えており3800m超。
景色は良い。
本物Meruの頂上が遙か遠くに見える。

Top of the Mt.Meru from little meru

little meru peak 3,801m

Little Meruの下り、プルックが虹を発見。
不思議な虹で、自分たちの影を中心として円形に
とても小さい。
手を挙げると影が虹の中心に。

山小屋に再び帰ってきたのは17時か18時前。疲れ切る。
夕飯を食べて、明日の登山について話しているとガイドがおかしなことを
言っている。7時半出発。
今18時なんだけど7時半というのは明日の朝のことなのかあと1時間半後の
事のなのか。

僕は当然明日の朝の事だと思い、それじゃあ日の出が見られるわけが
ないわけで、日の出見たいんだけど、と言う。
するとレンジャーはOK,じゃあ1時に出発にしよう、とのこと。

ガイドの53歳のおじさんはなんとなくしぶしぶOK。
結局いつの7時半のことなのか分からなかったがいずれにせよ日の出を
見るようなプランでなかったことは確か。この後このガイドも
だいぶさぼり気味+腹黒が決定されることになるのだが

出発まで十分な睡眠時間もなく、急いで準備して眠る。
写真は後日追加

06tanzania: Mt.Meru climbing 1stday

mt.meru from etiopia air
飛行機から眺めたメルー山。標高4562m。

さて、メルーシンバロッジで目覚めご機嫌な朝食を食べた後、
10時半に迎えに来るウラサご一行を待つ。しかし来ない。
prucがトップアップしたGSM携帯で連絡するとあと5分で来るという。
結局30分くらい遅刻で到着。

その間に日焼け止め、虫除けを全身に塗りたくる。
何せマラリアが怖い。

pruc:【人名】プルック
prucの本名はホリウチ、である。
ある日山小屋でホリウチくんのデジカメの中身を
JankyのPCにバックアップ作業をしていた私(わたくし)inoxが
ホリウチ→ポリウチ→poriuchi
というフォルダ名を作るのが面倒だったため、
poriuchi略してpruc(ピーアールユーシー)というフォルダを作成した。
このフォルダ、後で何のフォルダか一瞬分からなくなるわけだが
読むとプルック、である。このようにしてホリウチくんのあだ名は
プルックとなったのである。

つまり正確にはこの時点ではプルックは
ホリウチ、であってまだプルックになっていないのだが、
便宜上プルックで話を進めることにする。

メルーシンバロッジからArushaの国立公園ゲートまでは本当に数分で、
ここで入場作業などをウラサ(=後に現地人にばれないよう、石塚さん
という符号で呼ばれることとなる。ウラサのファミリーネームがグラッドストーン
だったため。)が行う。

06tanzania_meru1_09.jpg

ポーターが持つ荷物の重量チェックなどがここで行われており、
欧米人の団体も到着していた。ちなみに心配性のジャンキーとmaruは
長袖長ズボンに砂利よけなどを装備していたがinoxはTシャツ+スニーカーソックス
というなめた格好で、それいいの的な視線を浴びていたのだが、
欧米人の団体の中に40を超えたと思われる男性で短パンにタンクトップ
という人物がおり、(彼はフレディと符号化されたわけだが)
フレディあんな格好だし全然Dジョビだよとinoxが弁明することになる。
しかしフレディと同じようにinoxDジョブと疑われ、結局意味無い。

06tanzania_meru1_02.jpg

Dジョビ:大丈夫→だいじょうび→Dジョビ
Dジョブ:大丈夫?→大ジョブ?→Dジョブ

ちなみにフレディ一行は別のルートを歩いたようでこの日、山小屋に
先に到着していた。

ごおgぇ先生におしえてもらったもん!
と叫ぶinox。inoxは事前にgoogleで調べていた写真で、
このルートは短パンでもおkだと言う結果を導き出していたのだった。

ごおgぇ先生:
googleが教えてくれたのこと。
googleとタイピングしてそのまま日本語変換してみよう。
ちなみに日本語発音するとゴーゴェっとなってしまい
吐きそうな印象を与えてしまう。

再度車に乗り、Momera Gateまで進む。車で30分ほどか、
シマウマやイノシシ、水牛?とその周りにいる白い鳥(共生しているようだ)
を見かける。途中乗っていたランクルがハイエース追い抜き時に
接触しかける。まじであぶない。
inoxは目撃できなかったのだが伝説の幻獣キリソがいたようだ。

キリソ:
キリンのこと。inoxがどうしても見たいと思っていた幻獣。
ンとソがうまく書けない人って大人になってもいる。実際。
たぶん書き順とかが間違っているのだ。

06tanzania_meru1_05.jpg
そんなこんなでMomera Gateに到着。ポーターに荷物を預ける。

06tanzania_meru1_03.jpg
1人15kgまでポーターが背負うのだが、僕らの荷物はそんなに重たくなく、
ザックと一緒にキャベツや卵などの食材、あるいは灯油、食器、
様々な道具を一緒くたにビニールの袋に入れられて一緒に運ばれることに
なっていた。

06tanzania_meru1_06.jpg
登山者名簿に名前を記入し、ガイドとレンジャーに挨拶して
歩き始める。予定よりかなり遅かったように記憶しているが定かではない。

mt.meru from momera gate
モメラゲートから眺めたメルー。山頂は雲で見えない。
どんより曇ったデーゲーム。

まずは右側に疾走するイボイノシシの親子発見。
遠くには水牛も。
と思いきや登山道の右にいきなり水牛出現。逃げる。

ルートは2つあり、5,6時間かかるジャングルの中を通る方を選択。
それほど勾配もきつくないのだが3時間も歩いているとどんどん疲れてくる。
暑くなりみな上着を脱いでinox勝利宣言。

06tanzania_meru1_04.jpg
小川を超え、ジャングルを進む。
動物の糞がたくさん落ちている。

06tanzania_meru1_10.jpg
この大きいのは象のもの。水場と草のある場所を移動しているようだ。
途中で森が開けた場所があり、象を数匹見かける。

鹿や白黒の猿を横目に上り続け、
隊長がカメレオンを空腹のあまり食べそうになり、
06tanzania_meru1_11.jpg
慌てて全員で止める。

不思議な木の根の下で昼ご飯を食べ
jambo meru>

棘のある草に隊長が触れて毒にビビリまくり、
ペースが遅すぎて日が暮れる、という指摘をレンジャーに受け
後半はペースアップして歩き続けること4時間あまり、
開けた場所に到着。
06tanzania_meru1_07.jpg

休憩し歩き続けること1,2時間、急に平坦になったメルークレーター
06tanzania_meru1_07.jpg

を抜け、日が暮れる前に最初の山小屋Miriakamba Hutに到着。
結構疲れている。標高は2500m。
06tanzania_meru1_07.jpg
山小屋はソーラーパワーでランプの点灯をしており、
水も潤沢にある。2段ベッドが完備され作りもしっかりしている。
ここまでの道は特殊な車で来ることも出来るためか。

ポーター達は2,3時間しかかからないルートを選んで上ってくるとのことだった。
このとき既に到着していたと思う。

太陽が沈み始めた頃雲が無くなり、頂上が見えてくる。
06tanzania_meru1_07.jpg

この後食材が無くて借りた、とかコックが言っていた夕飯を食べる。
ここでもズッキーニスープが出たがおいしかった。
食器は金属製、おそらくステンレスか。さほどきれいな感じはしない。
コップは計量カップ。
大学の教授にもらったチタンのコップを使うことにする。
ミロを飲み、信じられないくらいゼリー状の人工的な色のケチャップを使う。

DSをやって就寝。