GPSを使って超小型で落とし物とか忘れ物とか盗難にあったものとかを
探知するカード。もしくは超小型機器。欲しい。
松下電器の発表をみるとGPSモジュールの大きさが
10x10x1.5。1.5mm厚。正直、財布がどこにあるか分かるGPSのモジュールを
組み込んだカードがあったら最高なのだが。
簡単に言ってもこの便利なカードが製品化されていないのには訳がある。
ということでまた財布無くしました。
定期は先月無くしました。
よく物をなくすコミュにも入りました。
まじめに調べてみると、GPSモジュールというのは基本的に
そのモジュールのある位置情報を知るためであって、
その小さなモジュールが
モジュール自身が小さな声で
「俺 ここに いまs。 いま ここでs。」って言う事しか出来ない。
つまるところ、モジュールの位置を遠くから知ることが出来ない。
カーナビやケータイに組み込まれてるモジュールは、この小さな声を
拾って地図上に矢印を表示するアプリケーションを起動させればいいわけだが、
例えば財布にカードを入れておいて財布が盗まれた場合に
遠くから財布の場所をコールするには、インフラが必要なようだ。
ココセコムというサービスがあるが、これは小さな子供や俳諧老人、
車、バイク、荷物他あらゆるものに取り付けるモジュールとして発売していて、
それでも携帯電話の大きさを軽く超えるサイズになっている。
開発秘話とサービスエリアをみるとクアルコム、KDDIとあるので
GPSモジュールで位置情報取得→クアルコム製のチップで電波飛ばす
→KDDIのアンテナがキャッチ→セコムが管理
という流れになる。つまり1社でGPS忘れ物対策カードを開発しようと思っても、
日本全国に張り巡らされたアンテナとかのインフラが必要で
とても個人でちょっと作ろうぜ、みたいなことは出来ない。
GPSの衛星ってどういう仕組みなんだろう。
GPSモジュールの機器番号みたいなものがあって、
その機器がどこにあるか衛星に聞けば分かれば
とても話は単純になりそうだけど、
そんなことしていたら衛星の処理能力を超えてしまうのか?
そもそも、日本製の携帯電話が非常にテクノロジー的に進んでいるのは
キャリアが大金を払いユーザーの負担を軽減しているからで、
携帯電話にGPSモジュールを組み込みココセコムなどのサービス
(Docomoが似たようなのをやってるよねしか。KDDIもか?)
に開発費が多くかかっても比較的簡単に成立しうる。
これがいったんモジュールだけに分離してしまうと機器コストが
非常に高くなりそうだし、(セコムはレンタル+月額使用という
罠でだいぶこれをクリアしてるから別におkじゃんという話もあるけど)
セコムのような警備会社が作ってしまうと当然その信頼性がかなり問われることになって
こんな鈍重な機器が生まれてしまうわけだ。
これをカードにするにはどんな技術があればいいのだろうか?
felicaチップのような受動的に電磁誘導で電力をもらうタイプは
最高だがそれは望めない。
ポケットに入れておくとペルチェ素子で発電、くらいじゃ信頼性的に
NGだろうか?そもそもそんな電力発電出来ないか。
振動子をつけて歩くと発電、とか。これは出来たらあらゆる携帯機器が
採用してるか。
サイズは財布に入るかなり分厚いカードくらいまでが許容範囲だ。
厚さ3mmくらいだろうか。この中にGPSモジュールと電波送信用の回路、
バッテリー、アンテナ。なんかどうも難しい気がしてならない。
それでも欲しい。信頼性はそれほど無くてもよくて、お守りみたいな感じで。
どこか作ってくれないかな~~