アナと雪の女王を3歳児のサラがもう何度か見ている
この映画の、子供にとっての魅力は
ほぼ間髪入れずに音楽が流れて主人公たちが歌っているところに尽きる
歌は本当にもう何度も何度も聞いて、作中の3,4曲も歌えるようになっているのだが、
先日衝撃的だった。
ここからネタバレなのだが
既にストーリーを知っている前提で話す
自分としては、
この映画にはほとんど「悪者」は存在しないのかなと思っていた
もちろん跡継ぎ目的の王子がひどい裏切りをするはするので「悪者」だが
途中では結構良い人である。
目的が国を乗っ取る、とかそういうことであっても何となく
純粋な悪意は感じられなくて、「悪」という感じがしなかった。
そしてサラに聞いてみると、案の定
王子が悪者だと3歳児には理解できていないということがわかった。
良い人を演じているし、また裏切りが突然すぎてとか
色々あるかも知れないが、ここでさらに聞いていくと
衝撃的だったというのは、
エルサ女王が、サラの中では悪者なのである。
小さい頃は良かったんだけど大きくなってから怖いんだよ
悪いんだよという。
話を聞いていくと、この映画の中で悪者はエルサだけ、という認識だった。
アナに氷の魔法をぶつけてしまったり、
城から逃げ出していくときに他人に氷の魔法を使ったり、
一人でお城にこもり、結果的に探しに来た人達に対して
氷の魔法を使ったり
またハンス王子をはじめ周りの人たちも
エルサが悪者だ、という意見で進めている状況が
続いていて、それらをそのまま飲み込んでいるという事がわかった。
それだけでなく、最後に「アナを凍らせてしまった」から悪いというわけだ。
ハンス王子は仕方なくエルサを斬ろうとする、という説明もここで
成り立ってしまうので、なるほど納得である。
大人の立場から見ると、エルサは追いつめられて仕方なく
魔法を発動してしまうし、自分の身を守るための行動なので
「悪者」とは全く思わないのだが、
確かに夏を冬にしてしまうし、、
そういう考え方も出来るか、、と思った次第。
ちなみに歌は、エルサが歌っている「ありのままで」が一番好きなよう。