2/28日金曜
経新聞朝刊の1面、物価考というコラムに
takewari.comが大きく掲載された。
サイト画面のカラーサムネイル入りで。
記事中にtakewari.comという文字が3回、
1面の表紙側というか、投函されている時に見える方と
場所もものすごく一等地。
ちょっと経済面で触れられたとかそういうレベルとは訳が違う
朝起きて新聞を手に取ったときはびっくりしすぎて
やられた、と逆に思った。
掲載された結果何が起こったか詳細で丁寧な記事を書けば
おそらくそれなりの興味が湧き、場合によっては
それなりのアクセスが来るかとは思うし、
takewariの知名度をさらに上げることにはなると思うが
デメリットは?という思考も働きなかなか難しい。
のでまあ適当にお茶を濁す。
まず、掲載から2日間の観測だと、
訪問者数は通常の10倍くらいになった。
数回google adwordsを使用した感覚だと、
この訪問者数を獲得するためにweb広告を打つと
700万円くらいかかると推測される。
ベンチャーキャピタルの方々からの問い合わせも数件頂いた。
名前も掲載されていない怪しげなサイトであるのにも
関わらず連絡してきていただいており、
資金調達、事業拡大、広告提携等の提案やその他のご連絡である。
興味を持って頂いて非常にありがたい。
新聞という特性上、webメディアで取り上げられるような
爆発的な同時アクセスは来ず、サーバ負荷の観点から言うと
非常にありがたかった。
8時の出勤時間帯と思われるタイミングがピークで、
その後昼休みにもアクセス数が伸びた。
紙面で見て、わざわざURLを手で打って来ている人達のためか、
滞在時間や1回アクセスした後に実際検索を行う回数が
想定していたよりも遙かに多い。
面白いのはtwitterでの言及やhatebuの数は微増で、
facebookでのシェアの量が多いことで、
確かになんというか、「ニュースの内容に対してコメントする場」
としてはそうなんだろうなと思われるし、
ウェブメディアでの拡散ではない事からそれらが
反応しない、ということも納得できる。
また、今回のタイミングとか状況は、
死んでこそ浮かぶ瀬も荒れノモンハン
かなと思われるくらい、
こちらの施行が先手に入った状況だった。
数週間前の新規メンバーの加入で、
これまでの感覚的な判断よりも
理論的に物事をすすめる事を、
行うようにしようということになって、
色々web系の表層的な知識をかじった上で、
「比較的」理論的に、出来ているのかもわからないが
いくつかの数字を追っていた。
その1つであるユーザの行動フローを確認し、
@ckyに4コマを作成してもらって
それを掲載前々日にリリースしており、
そもそも更新頻度が数ヶ月に1回というtakewariにおいては
神がかったタイミングと言える。
さらにスマホでも違和感なくトップページだけは見られるように
レスポンシブデザインにも対応していた。
「何かでtakewariを知った場合、最初にアクセスする人が
そのページが何であるのか伝えること」
及び
「その最初のアクセス端末がスマホの可能性が非常に高い」
と考えその戦略を元に行った行動である。
Takewariとは何か、
何度か人に説明したことがあるのだが、
この4コマがあるのと無いのでは全く状況が違う事に
我ながら驚くくらいこの変更はわかりやすくなった。
これによって直帰率が下がっている。
2009年の5月15日前後に山手線内で
takewariの構想と名前を思いついた後、
自分を含め同期3名で
1週間でおおよそのサービスが立ち上がり、
その1週間の間にItmediaに取材された場合の
シミュレーションを(もちろん冗談で)行っていたのだが、
まさか4年後こんなことになるとは
昔から色々な運が良いと自分でも思うし
他人からも言われるが、
これはもう何というかとにかく
不思議としか言いようが無い。
奇しくもtakewariの記事の上には「聖域無きリストラ」の文字。
escape while you canである。
メンバーがみな優秀で、
既に水面下で準備している事があるので
これを止めないようにがんばろうと思う。