point to point ポイント トゥ ポイント

会社の後輩がKula Shakerを知っていて
そんな90年代UKロックを知っている人ってフジロックに
行くようなメンツを除けばいないので驚いてちょっと話していたら
なんで洋楽を聴くようになったのかという話になった。

そこで新人が英語の歌って意味わからないじゃないですか、
と話していて、その新人は完璧に英語を操れるのだが、
歌となるとまた別っていう話もある。確かにそうだな、と思う。
まあ日本語の歌でも聞き取れないとか意味が取れない
っていうのは結構ある。

設計中の雑談で話が長くなるので
話し始めようかと思ってやめたが
自分の場合、
ある程度の英語リスニング能力がついてから
聞き取れる単語を雰囲気でつなぎ合わせて想像することが
多くなったと思う。

そもそも意味なんて無い歌って多いし、
結局は単語を音でつなぎ合わせてるだけで心地よいっていうのは
電気グルーヴを聴いていると本当に良くわかる。

そして実際に歌詞を見て想像と全然違っている内容を
歌っていて愕然とするのだ。
いや別に愕然とはしないけど、自分の中でイメージが崩れる。
PVも崩れるときあるけどね。音から入った場合って。

話が移動するが、
自分は人がしゃべる言葉とかから想像して結論を先に出すことが多い。
話しはじめからオチがわかってつい口にしてしまう事と
勝手に納得してそれが間違っている事が結構あるのは
悪い癖だが、
そういえば例えば世の中の試験とかってこういう手法で
結構解けるものが多いなと思う。

例えばTOEICでそれほどリスニング能力が高くない
(この前映画を英語だけで見たら半分も聞き取れない)のに
リスニングが満点だったのはTOEICが4択で断片から
答えを先回りして予想することが可能だったからだと言える。

こういうのってあまり表面上得点化するシステムは無いが、
誰かに聞いた速読の考え方ってポイントを押さえて
全体の主張を取り出すっていう意味では同じで、
効率の良い仕事なりやり方なり、速度アップとかには
結構役立っているんじゃあないかと思う。

しかしどうすればその能力をさらに伸ばせるのかどうかは
不明だ。

そして、自分より遥かにこういう能力の高い人と話したり、
小説を読んだりするとずっと前に張っていた伏線が
かなり後半で意味を成してくるので衝撃を受ける。

時間が無限にある書くという行為でよりも、
とくに話しているときにこれを感じるのは本当に衝撃だよなあ
ユメボタンをやっていて1回、いまだにそのインタビューを
覚えている。内容まで覚えてないけど。