1Q84 村上春樹 2009初夏発売。。

村上春樹の新作、1Q84と言うようだ。

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http://www.shinchosha.co.jp/murakami/


“始めに書いておこうと思う。1984年という年を僕が1Q84、と書いた理由を。これまでだってそうだったが、1984年という年は僕にとってほんとうに疑問しか存在しないような年だった。疑問が生まれ、僕はそれを壁に放り投げるようにつぶやくことを繰り返した。返事が跳ね返ってくることを期待して。もちろんそれはいつも通り、僕自身に疑問が跳ね返って来るだけだったけれど。”

というのはどうだろう。QuestionとしてのQ。

先日実家に帰って新聞を見ていたら宣伝が出ていた。初夏発売のよう。
1年5ヶ月くらいずっと長編を書いていると言うような内容のインタビューだか記事を
1年くらい前に見たのでもう2年5ヶ月ってことになるんだろうか。

それにしても初夏発売の本の宣伝をわざわざ新聞に載せるというのは
すごいなぁと思う。その時点でタイトルがわかったとしても
直接購買に結びつくのかどうかと言われると、まあ俺は買うか。成功か。
これ。宣伝として成功してるな。うん。

ダンスダンスダンスの続編としたら年代設定は1984なのか?
記憶にないな。あの作品は何年が舞台だっけ。

アフターダークは昼休みに買いに走ったが
これもまあ朝買うか。会社休むかwまあないな。

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 オウム真理教のサリン事件を追った村上春樹が現代のエスケープ・エリアとしてそれらの新興宗教をとらえ、昨今の著名文学賞の若手女性作家による話題先行の受賞による旧来の文壇を皮肉り、そして大学紛争以降の紛争世代の生き様を舞台として、これまでと比較してこちら側とあちら側の境目を差が少ない状態で表現し、実際に「差がない」事を通じて世界の有り様を描く。
 血なまぐさい暴力的な世界は比較的なりを潜め、しかし物語の終わりはすれ違い喪失感と言うよりも諦めを予感させる。