MINI ITX wooden boxx 2 自作木製PCケースその2

写真は作成された木製MINI ITXbox。
外形は230x220x184mm。

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今回PCケースを自作していての教訓はいくつかあるが、

特に大きいのはこの2つだ。

・ケースが木製だと断熱材になってしまいかなり機内温度が上がる
・ケースファンを取り付けたのはいいが、
あまりに綺麗な流路を作ってしまうと
CPUに当たらずそのまま機内を通り抜ける

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わざと乱流で剥離が起こるようにしたほうがいいし、
ガイドをつくってヒートシンクに風が当たるようにした方が良い。

70℃とかそれくらいの温度を超えるとCPUが落ちるので
せめてCPUを5,60度くらいに保ちたいわけだが、
これを付属のヒートシンクとファンのみで実現するのは
(木製ケースの場合)ほぼ不可能。

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さらにケースファンを追加し、
(当然ファンは口径が大きければ大きいほど風量を上げられ、
 かつ回転数を落とせるため静音化が可能になるわけだが)

ようやく60度程度になる。

ヒートパイプ付きのヒートシンクなど、Akibaに行けば売ってる
3000円~6000円のパーツを付け足せばさらに温度が低くなることが
見えるが、ここまでのコストをかけたくない。

ちなみに箱にかかったコストは4000円+設計ミスで2000円。
加工費が半分以上なので、それほど難しくない加工は自分でやってもよかった。
面倒だったので全部やってもらったのだが、大口径の穴、溝以外の
小穴なんかはドリルがあれば簡単にできる。

細々としたビスとかスペーサ、タクトスイッチ、LED、
アルミパンチメタルとかを入れていくとさらに+2000円くらい。

意外と高いのがファンで、元値はおそらく1/3くらいだが1400円、2000円。
相当なコストがかかっている。

ということで事前に計算もシミュレーションも出来ないので
自作PCの放熱は試行錯誤していくうちにコストアップに繋がり
なかなか難しい、ということも判明。特に木製だとw