森美術館の展示。
ビル・ヴィオラはナムジュンパイクと並んで
ビデオアートの第一人者のようだ。
ソニー厚木TECにこもり、最新の機器を使って
作品を作っていた時期があるようだ。
入ってすぐに、TABのページで見た炎に包まれる男が
300インチ、あるいは400インチくらいの縦のディスプレイで
表示される。
最初スローモーションで動いてくる男が画面いっぱいで止まり、
そして下から火がちらちらと出現し炎に包まれる様子を
なぜか最後までみたいと思ってしまうのは人間の性か。
いつのまにか男は消えている。
知らない間に鳥肌が立ったが、これをもっと解像度の高い映像で
見てみたいと思うのは最近大型ディスプレイでのスーパーハイビジョン
映像などを見たせいかもしれない。
炎の裏は水。
ほとんど動いているのかわからないレベルのスローモーションによる
人物画のような展示。
バス停のようなところに集まり何かを待っている人々を襲う
圧倒的なまでの圧力の放水。
意味がわからないすごさを感じる。
ベールを使った作品はデザイナーズウィークのコンテナでぱくられていた。
しかしこれだけの量の作品を一気に見るのはおなかいっぱいだ。
最後は疲れてちら見。