reading 読書

旧たおるは1年に1回話すと、だいたい同じような話をしている。
だいたい同じと言っても内容は全く異なるのだが、
最近何してるの?っていう質問への答えが、大抵勉強しているのだ。
3年か4年前は量子力学だったし、
今年は本を読んでいるという話だった。
去年あたりはボストンの大学にいた。確か。

それでどんな本読んでるのという話になったのだが、
このところ面白い読むべき物が無いという話になり
それってやっぱりネットメディアの比較的浅い記事が台頭して
きちんと手を掛けて編集して世に出てくる記事だったり話しが
減っているんじゃないのという話から、どうやって情報を収集しているのか
キュレーションメディアは今度どうなるんだろうねとか言って、
遠回りして結局、

ノーベル文学賞を獲った作品を読んでいると言うことだった。
今はコロンビア、とか。
ノーベル文学賞に共通するのはそこまで難しくなく、抽象的でなく、
大江健三郎のような私小説が多い気がする、とか
想像力を超える物は世界的に理解されるのが難しいのかも知れないとか、
作家は読者の頭脳レベルに合わせてるんだろうとか、
そういった話をして、しかし原書も読んでみないと結局翻訳だし、とか
でも原書は読めないしね。それで面白いの?と聞くとそうでもないような事を
言っていた。

読んでいる作家は同年代くらいの作家だとやはり自分の体験も増えて
分かる内容が増えてくるとかそういうの。

それで、おすすめの作家は?と聞くと
宮沢賢治だという。

早速さっきまで銀河鉄道の夜を青空文庫で読んでいた。
この話、たぶんきちんと読んだこと無かったなあ。
映画も見てみたい。

そういえば最近読んだ本書いておかないと同じ本を買いそうで怖い。

ぼくのメジャースプーン
太陽の坐る場所
ツナグ 辻村深月
箱庭図書館 乙一
トリガール 中村航
虹の岬の喫茶店 これはだめなやつだった
私の男
少女には向かない職業 桜庭一樹
モンスター 百田尚樹
あとは村上龍を読み直している。