Naoki Ishikawa “8848” 石川直樹

石川直樹の8848展に行った。15日か。
何だったか忘れたがエミクロくんはいなかったので
サラをだっこひもで抱っこしながら日暮里から歩く

日暮里の谷中側は結構人がいて、
SCAIにしか行ったこと無いのでよくわからないが
ちょっとした観光地気味なんだろうかこれは、と思う。

しかし赤ちゃん抱っこしていると色々な人に話しかけられる。
まだ蚊がいるから足刺されないように気をつけなさいよ、とか。

のんびり歩いて結局家からSCAI THE BATHHOUSEまで
1時間くらいかかったんじゃあないだろうか、
到着する直前でサラは寝て、肝心の展示は1秒も見ていない。

SCAI THE BATHHOUSEはこれまでで一番混んでいたかも知れない。

展示はそれほどインパクトがなかったのだが、
エベレストの麓(麓と言ってもたぶん5000mくらいあるんじゃないか)の
エリアで生活するネパールの人達とか、
「雪が積もっていない」世界最高峰って全くイメージしていなかったので
意外だった。

アフリカで4500mの山を登ったと話すと、登山好きなの??
と聞かれるのだが特に登山好きなわけではない。
ただ、この8848の写真を見て
全く登ったことのない人に比べてつらさが少しだけ、
たぶん3%くらい上乗せで理解出来る、
というくらいの差が出るんじゃあないかとは思う。

最近見た情熱大陸か何かで
東大卒・石川直樹と一緒に?7大陸最高峰制覇した人の
登山グッズレンタルビジネス面白いなあと思いながらも、
石川直樹がその彼に対して、「登山家としては終わっている。
良いガイドかも知れないですけどね」みたいなコメントをしていた。
そうなんだろうなと思う。

展示を見ていて疑問だったのは、これだけの高所だと
写真のバッテリーをどんだけ持って行ったんだろうという事
それは後日SCAIの文章を読んで、フィルムカメラだと言うことで
疑問が解決した。

非常に詳しい文章が掲載されていて、これ読んでから行けば良かったと思う。
写真の持っていた意味のすごさっていうのは
文章読んでからわかった。

文中に
「この写真群はデジタル全盛の現代において、おそらく「フィルムカメラによっておさめられた最後のエベレストの写真」として、ひとつの時代の終焉を示唆する貴重な記録になるとともに、21世紀のエベレスト登山の痛いまでのリアルをつきつけるジャーナルでもあります。」
とあるが、

デジタルカメラをあの極地に持ち込むことは
実はかなり難しいんじゃあないかと思う。バッテリー的に。
(石川直樹はビデオも結構撮っていたけど)
いや、どうだろうな、うーん、とんとんか。
BCにたくさん電源あんのかな、ソーラーパネルとかで。

そういう意味ではちょっとこのフィルムカメラの終焉
っていうのは書き過ぎちゃったんじゃないかと思った。

ブログが書籍化されている。
写真と文章合わせて見たらもっと良いだろうなあと思う。

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